2013年

5月

31日

5月26日(日)は、飛翔写真の練習?

うーん、どこへ行こうか?妻に一緒に出かけるかどうか確認?ちっとも起きないので、置いていくことにしました。もし、一緒に行くことになったら、愛知県内で撮影しようとシミュレーションしていましたが、行かないなら、信州へ向かうこととします。

大町市のクモツキ、沢の奥の方まで行ってみたいし、帰りにオオルリも見られるし、でも、帰宅時間が遅くなることが確実なので、やめて、南アルプスのクモツキ♀を見に行くかということにしました。今年のクモツキ、2打数2安打なのに、空振りかもしれない場所へ再度行こうというのがどうしようもない馬鹿げた行動であることはよく分かっています。でありますが、強行です。

クモツキは、全く見られないことも想定されますので、保険をかけておく必要があります。バシロ、ミヤマシジミ、クロツなどを念頭に置き、飛翔写真のみ狙うこととしました。

結果、3度目のクモツキは、ファールフライというところです。豊橋から来られていたMさんと半日お話をしながら、貴重な情報もいただき、今シーズンのプランニングに役立ちました。正午過ぎに崖から降りてきたようで、そのまま200mくらい追いかけて、谷へ消えていきました。シャッターを切ったもののまともな写真はなく、結果ファールフライでアウトです。とはいえ、先週末来られた方々は、影すら見ることが出来なかったようなので、良しとしましょう。

 

前置きが長くなりました。以下にE-PL5とZD17mmf1.8で撮影した写真を掲載します。撮影時間はバシロ15分、ミヤマシジミ40分というところです。シャッター数は1000ショットを超えています。連写枚数を増やすためにRAWのみで撮影ですが、いらない写真をカメラで消す作業時間は、2時間をはるかに越えました。飛翔写真って大変なのです。

山裾の蕨畑を飛ぶウスバシロチョウ♂大鹿村、2013.05.26、E-PL5+MZD17mmf1.8

バックに雄大な中央アルプスなどが広がれば、違った絵になるんですが、まあ、本来の目的ではなく、車を止めてサッと撮影しただけなので、こんなものでしょう。

 

撮影時間はきわめて短く、数メートルの範囲に入ってくるバシロを撮影しただけなので、構図も何もあったものではありませんが、意外とフレームには入るなあという感じです。比較的ゆっくりとした飛び方で、高さもちょうど良いので飛翔写真の練習にはもってこいの蝶ですね。来年以降、地元でも環境を取り込んだ撮影に取り組んで生きたいと思っています。

コマツナギが生えている河川敷を飛ぶミヤマシジミ♂です。

宮田村、2013.05.26、E-PL5+MZD17mmf1.8 (トリミング)

距離は最短の25cmに設定して、押さえ込むように撮影しました。意外とピントは良く来ました。もう少し撮影倍率が大きいレンズがあれば、トリミングしなくてもいいんですがねえ。

上と同じ個体です。設定もほぼ同じです。

ミヤマシジミ♀も載せておきます。短時間でしたが、ちょっとだけコツを掴みかけています。ひたすら練習しかないですね。

オリンパスのMFT用17mmf1.8は、写りはかなりよいと思いますし、高級感もあります。 良い点をいくつか述べます。

最初に距離目盛があり、置きピン撮影に向いています。次に、最短撮影距離が25cmと比較的短いことです。これは、ある程度大きく撮影したい蝶の飛翔では、重要です。シジミチョウクラスですと、もう少し撮影倍率が大きいと良いんですがね。三つ目にレンズの距離目盛の部分を引き出すとマニュアルフォーカスになります。オートフォーカスから距離目盛りを見ながら引き出すとすぐにマニュアルフォーカスで撮影できます。四番目は比較的レンズが小さくて明るいことです。

ボディ側のE-PL5について、比較的小さくて軽く、メカニカルシャッターで秒8コマ撮れます。ダメなところは3点ほどあります。一つ目はバッファが少なく、連写枚数が少ないことです。二つ目はMモードにすると、isoオートが効かないことです。設定をもう少しいじってみなければはっきり言えませんが、Sモードで撮影しています。三番目がダイヤルにマイセッティングを登録できないことですが、このクラスのカメラに求める内容ではないですね。ストロボ併用も含め、まだまだ課題は山積です。

 あと、飛翔とは関係ありませんが、広角レンズやマクロレンズを使用するときのタッチパネルシャッター、チルト液晶とあわせてこれも便利ですね。

2013年

5月

27日

5月25日(土)は、キナンウラナミアカを見に行きました

前日(24日)の会話です。臨月になり家に戻ってきている長女「父さん、明日どこ行くの」、私の返事「志摩方面」、続いて、妻のお言葉「明日どこ行くの」という具合です。明日何処かへ行くのかではなく、どの方面へ行くのかという確認です。二人のニュアンスは、やや違いますが、家にいて何かをするということは期待されていませんね(これでいいのかなあ)。私なりにいろいろ考え、午後早めに帰って、おじいちゃん家の除草をしなければということで、朝方の撮影を選びました。

私のゼフ第1号は、キナンウラナミアカシジミ(ウラナミアカシジミのウバメガシ喰い紀伊半島南部亜種)と決まりました。予定どおり8時前に志摩半島の駐車場へ着き、早速ウバメガシをチェックです。軽く叩くと小さなオレンジ色が飛び出します。尾状突起を見るとまだ新鮮です。一通り撮影できたところで、飛翔写真も狙ってみますが、なかなかうまくいきません。偶然撮影できたものを確認すると、雌のようです。後から考えてみると、おなかに卵を持っている雌は、重たいのでうまく飛び上がることができずに、地上付近をウロウロする羽目になったのか、羽化直後でうまく飛べなかったのでしょう。

キナンウラナミアカシジミ♂D600+200mmマイクロ(ストロボ発光)

2013.05.25 志摩市

同上(ストロボ発光なし)

わざわざ、こんな似た写真2枚かといいますと、逆光で透けて見えているので雄であることがわかります。この後、元気よく飛んでいきました。

この子は♀ですね。D600+200mmマイクロ 2013.05.25 志摩市

この子はどちらでしょう?広角で撮ってみました。

E-PL5+改造アダプター+ZD9-18(11mmで撮影)iso200、1/200秒、F8.0

キナンウラナミアカシジミ♀の飛翔ですが、何とか画面内に入りました。

E-PL5+MZD17mmf1.8、2013.05.25、志摩市

キナンウラナミアカシジミ♂の飛翔ですが、何とか画面に引っかかりました。

E-PL5+MZD17mmf1.8、2013.05.25、志摩市

2時間ほど撮影して、買い物をしてからナラガシワを叩いてみますが、何も飛び出しません。やや早いのか、時間帯が悪いのでしょうね。午後3時前に帰宅でき、無事に除草も終了しました。

他にテングチョウやヒオドシチョウなどを確認、確実に季節は進行しています。ハイシーズンが続く中、仕事、家庭、趣味とバランスよくやっていかなければなりません(順番が違うだろうという心の声も聞こえそうです)。

 

E-PL5+MZD17mmf1.8は飛翔写真に向いている組み合わせと思います。このことは、次回にゆっくり述べさせていただきます。

2013年

5月

24日

5月23日(木)は、常滑のミカドアゲハを見に行きました

先日(日曜日)は、ミカドアゲハの吸蜜がちゃんと撮れなかったので、リベンジではないですが、半日休んで、常滑のミカン園までミカドアゲハを見に行きました。気温が高いので、朝早く活動するのではと思ったんですが、8時を過ぎても気配はなく、うーん、読みを誤ったかと思いましたが、8時半を過ぎたところで、やっと吸蜜に来ました。

その後、もう一度チャンスがありましたが、9時半がタイムリミットですので、ここでタイムアウトとなりました。

7時半前に到着しましたが、当然誰もいません。予定では1時間くらいであれやこれや試したい写真も含めて撮る予定だったんですが、1時間はあっという間に過ぎてしまい、見かけた蝶は、チャバネセセリを始め、サトキマ、ヤマト、モンシロくらいで、静かな立ち上がりでした。20℃をこえているんですけれどねえ。

 

 

暇なので、羽化直後のハラビロトンボを撮影していました。トンボの開翅って、どうやって撮ればいいんでしょう。撮りようがないので、適当にシャッターを切りました。

 

 

もう少し翅を開いてくれるとうれしいのですけれどね。この角度だと表も裏も中途半端ですね。

 

翅を開く角度はこれくらいが良いのですが、ちょっと陰になっています。他の撮影者もいましたし、吸密時間も短かったので、ストロボは発光させませんでした。

翅表を見ると、すでに少し傷んでいます。何年か前は、1時間もいれば10回以上撮影機会があったのですがねえ、近いからいいようなものの正直なところ「何時間もかけてくるような場所かなあ」と思っています。

帰るときにネットを持った2台の車、関西ナンバーでしたね。何でわざわざと思いますけれど、まあ、いろいろあるのでしょう。

「このピンボケ写真、何で載せたの」という声も聞こえてきそうですが、最近isoオートでマニュアルモードを多用しております。メリットとしては、被写界深度とブレ具合をコントロールできることですが、デメリットとしては、iso感度を制御できないことです。

蝶の写真を撮る方の多くは、絞り優先で画質を優先するためにiso固定で手振れ、被写体ブレを防ぐシャッタースピードをレンズにより決めておいて、必要に応じてストロボを使用するというスタンスが多いと思います。飛翔写真は当然シャッタースピード優先ですが、ストロボのマジックもあり、これはかなりのテクニックが必要です。まあ、Pモードしか使わないとおっしゃる方は別として、人それぞれというところでしょう。

過去の写真をいろいろ見直している中で、手振れや被写体ブレと思われる写真がいかに多いか思い知らされており、フィルム時代では考えられなかった手法をいろいろ検討しているところです。

この写真、ピントが合っていれば、胴体はピタリととまり、翅の先端が少しブレるという感じで撮りたいという狙いはあったんですが、完全な失敗写真です。

この後、オガタマを見に行くとゆっくり飛んでいる個体がいたので、飛翔か産卵が撮れると喜んだのも束の間、葉の上で休んだままで動く気配がないようす。また、どこかで時間を作って、ちゃんとした産卵写真を撮りたいと思っています(別に今年でなくて良いか)。

2013年

5月

19日

18日の日曜日、朝起きると晴れています

昨日撮影した写真を消去するため、夜中の作業となってしまいました。朝目覚めたのは8時半ころ・・・。窓の外が明るく、太陽が出ています。予報では曇りのち雨だったような・・・。

急ぎ、朝ごはんを食べて常滑のミカドアゲハを見に行くことにしました。「行ってきまーす」と元気よく出発ですが、妻はどう思っているのでしょう?まあ、今さらですよね。9時に現地に着くと、ネットを持った方々が4~5名、カメラがお二人おられます。ミカン園でネットとカメラを両方持った方に声をかけると、「飛んではいるけど止まりません」との返事です。直後、勢いよく飛んできたミカドアゲハは、あっという間に視界から消えてしまいました。

他の神社を3か所くらい廻ってから、再度ミカン園に戻ると、先ほどの方が陣取っています。気温も少し上がってきたので、そろそろ花に来るかなあと思っていると、吸蜜です。とりあえず、カメラを向けて数枚シャッターを切ったところで、ネットインとなりました。たぶん2~3秒くらいの出来事だったと思います。しばらくお話をしていると、空が曇ってきましたので終了としました。

比較的きれいなナガサキアゲハ♂も飛んでいましたので、ちょっと早いんでしょうね。ツマグロヒョウモン♂も元気よく飛びまわっていました。

クスノキの上で休んでいるナガサキアゲハ♂ですが、傷みは少ないようです。ナガサキの♂がきれいなようでは、ちょっと早いのかな。D600+VR70-200F4(トリミング)

 

ただカメラを向けて、シャッターを切っただけです。

ミカドアゲハ♂のミカン(甘夏かなあ)での吸蜜D-600+VR70-200F4

あまり、良い趣味とはいえませんが、ネットインするところも写ってしまいましたので、載せておきます。

ネットインの様子をH.P.へ掲載してよいかどうか確認したところ、「顔は写るのか」が気になる様子でしたが、「写していません」との返事をしました。採集が禁止されているわけでないので、気にすることもないと思うんですがねえ。地元での採集も控えているとのこと・・・、話の様子では、蝶の採集という趣味に対して、人がどう思うか気にしているようです。正々堂々と「蝶の採集(昆虫採集)が趣味です」となぜ言えないの。

これ以上このことに言及すると、変に思われるので止めておきます。自然を相手にした自分の趣味のこと、ちゃんと説明できないようでは困りますね。なら、お前はどうかって、「単に好きでやっているだけだもの」まあ、家族やその他の人にも多少の迷惑がかかるかもしれませんが、「それは何でも同じでしょ」と開き直る、ひねくれた性格は、多分一生治りませんね。

 

 

2013年

5月

19日

5月18日(土)は、北アルプスのオレンジです

この週末の天気、少し前の予報ではあまり良くない感じでしたが、天気の崩れがやや遅くれましたので、大町市で一泊して北アルプス亜種のクモツキを続けて撮影することにしました。

撮影場所について、戸隠林道と迷いました(当然、宿泊場所は変わります)が、敢えて相性の良くない場所に行くこともないので、発生していれば確実に見られる大町市の有名ポイントにしました。結果、正解!雌も出ており、しっかりと見ることはできました。まあ、2日間で南アルプス亜種と北アルプス亜種を撮影しようとの目論見は、一応成功です。

2日連続のクモツキということもあって、しばらく撮影していると、スミレの吸蜜は飽きてしまいます。もっと時間をかければもう少し良い写真が撮れるとは思うのですが、集中力(体力もです)が持ちません。撮影者が少ないこともあり、飛翔写真ばかり撮っていました。結果はご覧の通りうまくいかなかったんですが、ミラーレスですと一眼レフを肩にかけたままでも飛翔を撮影できますね。

スミレへ吸蜜に来たクモマツマキチョウ♂

D600+200㎜マイクロ(トリミングあり)2013.05.18大町市

上記と同じ

上記と同じ

上記と同じ

上記と同じ(トリミングなし)

上記と同じ(トリミングなし)

 

同じような写真ばかりでうんざりかもしれませんね。吸蜜に来なかった♀の写真も載せておきます。

とまっても翅を閉じてしまうので、こんな写真しかありませんが、載せておきます。

飛び上がったクモマツマキチョウ♀ 2013.05.18大町市

晴れているのに、翅を閉じて動かなくなったクモマツマキチョウ♀

上と同一個体

 

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2013年

5月

18日

5月17日は、南アルプスのオレンジ

5月17日(金)は、お休みをいただいて南アルプスのクモマツマキチョウ(通称クモツキ)を見に行きました。車を走らせること約3時間で駐車場に到着、すでにもう1台が止まっています。ポイントに向けて歩き始めますが、気温10℃でアブすら飛んでいません。9時半頃にポイントに到着しますと、ハイカーの方がおられて、少し談笑する中で5分ほど前にオレンジ色の蝶がスミレで吸密していたとのこと、うーん、何でこんなに寒いのに・・・。

他のポイントに移動しようとしたところ、下から歩いてこられる二人組みのお一人が両手を振っておられます。近づいてみると、KさんとHさんのコンビです。実は昨年もお会いしているんですが、その日はヌルでした。ちょっと嫌な予感が頭をよぎりますが、気を取り直して分かれて見張ることにしましたが、携帯がつながらないので、連絡を撮ることができません。11時を過ぎてHさんが手招きをしてくれますので、軽くダッシュしましたが間に合いません。その後も撮影できないまま、12時半を過ぎたところで嫌な予感は、現実のものとなってきます。ややあせり始めたところで谷を上がってくる♂を確認し、見守っていると、ハタザオで吸蜜が始まりました。足場が悪く移動しようとすると、砂利が落ちて蝶が逃げてしまうので、3人とも動けないままの撮影ですが、何とか撮影することが出来ました。その後も2回ほどチャンスがあり、遠目ながら最低限の撮影はできたかと?、お二人様お疲れ様でした。

12時半を過ぎたところで、やっと撮影することが出来たクモツキ♂のハタザオでの吸蜜

D-600+200mmマイクロ 南アルプス、2013.05.17

到着して3時間以上まともな撮影できないと、ついつい弱気になります。クモツキの場合まともに撮影できる機会は3割くらいだと思います。近年は撮れる所しか行かないようになっていますので、若干打率は上がっていますが、それでも5割以下でしょう。

クモツキが現れるまで、ほとんどシャッターを切ることはありませんでしたが、2枚ほど載せておきます。

クモツキが現れるはずの場所にスジボソヤマキチョウ♀が吸密に着ました。シミだらけのおばあさんなので、アップはやめときます。

フデリンドウ?にとまったミヤマセセリですが、これもクモツキが止まれば絵になりますがねえ。

たいした写真が撮れなかったので、もう少しクモツキの写真を紹介します。最後の1枚を除きすべて同じ個体です。飛翔写真の失敗からバリエーションの少ない画像ですが、今年最初のクモツキなので大目に見てください。

撮影機材はすべてD600に200mmマイクロレンズ(詳細データ割愛)です。

クモツキ♂裏面の吸蜜写真をタテ位置にトリミングしました。枝が邪魔ですね。

足下が悪いので、撮影ポジションが変えられず、アングルは蝶任せです。

一人なら、ポジションを変えて撮影できますが、3人が取り囲んでいますので、無理です。

午後2時前に現れた最後のクモツキ♂ですが、次のショットではクモツキの姿はなく、たった1回のシャッターチャンスしかありませんでした。

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2013年

5月

13日

5月12日(日)は晴れ、志摩半島へ出かけました

5月第2週の週末は、用事もあるし天気も悪そうだったので、ほぼあきらめていましたが、12日の日曜日は朝から快晴です。木曽のチャマは健在の様子なので、特に撮影する必要もないので、パスすることにしました。近場でアオバセセリとかサカハチチョウとかも考えましたが、ちょっともったいないし、ミヤマカラスはちょっと早そうだしということで、志摩方面へ行くこととしました。

午後のスミナガシはすぐに決まったんですが、朝から昼間にかけてどうしたものかと・・・、鈴鹿へ行けば、遅い春の蝶たちがいると思うんですが、すんなり行けそうなところを思いつきません。サツマはちょっと遅いよなあ、ミカドはちょっと早そうだしなあで、とりあえず、久居で降りて旧三杉村方面に向かいました。川沿いを探せばアオバセセリくらい見つかるだろうと、楽観姿勢で臨みましたが、途中腹痛で。かなりの時間をロスしてしまいました。8時過ぎに着くはずが、10時です。これでは、ウツギを探してもアオバセセリはいませんね。新鮮なオナガアゲハ♂の吸水が撮れただけでした。さらに時間のロスは重なり、サツマシジミへ寄る時間もなくなり、志摩町のスミナガシの撮影に向かいました。結果論ですが、朝からサツマシジミを狙うべきでしたね。

二度目の腹痛により、シャッターチャンスを逃しそうでした。もう少し近づこうとしたところで、逃げられました。いつものことながら、結構敏感ですので、至近距離での撮影は難しいですね。オナガアゲハ♂

D600+VR70-200f4 1/800秒、F5.6、iso140 2013.05.12、津市

なぜサツマかというと、午後2時に撮影ポイントへ着くと、大きな白いシジミが飛んでいます。第1化のサツマシジミ♂(写真で確認済み)です。来年以降の参考としましょう。

こんな感じ、嫌いじゃあないですが、もう少し解像度がほしいところです。雰囲気は出てると思うんですがね。それと、風が強くて撮影に難儀をしました。低速シャッターを切ると被写体ブレの山です。

D600+シグマ50-500 1/640秒、F8、iso1600(ストロボ不使用) 2013.05.12、志摩町 

占有行動時にすべての翅が写るように撮影した写真が、ほとんどボツ、ストロボを補助光として利用したところ、やはり平面的になりすぎます。

D600+シグマ50-500 1/500秒、F7.1、iso900(ストロボ不使用)2013.05.12、志摩町 

枯れ枝さえなければ、いい感じ何ですがね、逆光気味にストロボの補助光で、スミナガシにないはずの裏面に青が見て取れます。スミナガシ♂

D600+シグマ50-500 1/640秒、F8.0、iso450(ストロボ発光) 2013.05.12、志摩町 

今回、D600とシグマ50-500の組み合わせで、どこまで撮れるか確かめたかったんですが、ほぼ予想していた通りで、D600の能力を十分に発揮できるレンズではなさそうです。やはり、単焦点レンズを導入することとしましょう。

午後4時を過ぎたところで、翅を閉じる動作を繰り返した後、テリ張りは終了しました。

今回見たスミナガシは、2頭のみで、比較的新鮮であったのと、追尾飛翔があまりなくゆっくり撮影できたのは、予想どおりでしたが、飛翔写真は全滅でした。反射神経の問題か、訓練が足りないのかは不明ですが、(「そんなもんはっきりしとるがね」との声も聞こえてきますが)、次回に向けて、がんばりましょう。

ミラーレスカメラのリモート撮影も可能な場所なので、次回は何か工夫してみます。とはいえ、カメラとレンズで約3kg、三脚にセットすると5kgオーバー?もう一台カメラを持って、さらに、ミラーレスのリモート撮影は、一人では無理です。やはり助手が必要ですね。

2時間ほどの撮影で、かなりのシャッターを切りました。イメージと違う写真も撮れました(本当はイメージどおりでなければいけないんですがね)。写真にすると撮影していたときとは、違う印象の出来上がりです。イメージに近いときもありますが、スミナガシのように光によって見え方が大きく異なる被写体は、面白いですが奥が深そうです。

 

 

2013年

5月

05日

G.W.後半は、信州方面へ撮影に出かけました

G.W.後半初日の5月3日は、妻と一緒に木曽のチャマダラセセリを撮影に行きましたが、飛び立つところを見ただけの見送り三振で終了しました。まあ、粘りもせずに木曽駒高原までランチを食べに行きました。

うーん、ミツバツチグリは花盛りで、雌が産卵していてもおかしくないのに、傷んだ1♂というのは、ちょっとどうなんでしょう。何人か来られていましたので、他にも見かけた方がいるかもしれませんが、信大のN先生も来られていましたが、成虫も卵も未確認とのこと、大丈夫でしょうか。

5月4日から1泊2日で、白馬へ出かけました

毎年この時期は、家族で白馬へ行くことが多かったんですが、今年は日程を決めるのが遅かったため、いつものホテルが取れず、一人での白馬行きとなりました(撮影の自由度はかなり高くなります)。

今回たくさんの方々とお会いしましたが、誰々と会いましたという記載ばかりになりそうで(少なくとも10名ほど書かないといけませんので)、省略させていただきます。初日は、8時半には現地に着きましたが、気温が低く晴れ間もなかなか現れません。11時近くになって、やっとギフチョウの登場です。カタクリへ吸蜜に来たところを何とか撮影でき、ホッとしましたが、後が続きません。やむを得ず場所を変えて、何とかスミレでの吸蜜を撮影しましたが、いわゆるノーマルタイプばかりです。その後、ヒメギフのポイントやイエローバンド出現率の高いポイントへ向かいますが、太陽に嫌われ気温も上がらず、この日の撮影を終了しました。

11時前にやっと姿を見せたギフチョウ♂、直後にカタクリへやってきましたが、近づきすぎのため、こんな写真になってしまいました。

D600+200mmマイクロ F5.6、1/640秒、iso250(トリミングなし)

白馬2日目は、イエローバンドを撮影することができました

5日の朝はどこへ行くか迷った挙句、ヒメギフポイントへ向かいました。バンド確認との連絡があり、ヒメギフが飛んでいるにもかかわらず、撮影場所の変更です。バンドの証拠写真撮影後は、一人で撮影したかったので、さらに場所を変えて、午後まで飛翔写真を中心に撮影しました。

午後は、まずヒメギフの産卵が撮れないかと、ヒメギフポイントへ寄ったところ、産卵中のヒメギフを譲っていただき撮影できました。その後、さらにバンドのカタクリの吸蜜写真も撮ることができ、写真の出来は別として、ほぼ満足できる撮影日となりました。

ギフチョウの飛翔写真で、2頭同時に捉えたのは初めてです。「で、なあに?」と言われそうですが、少しずつ前進はしていると信じたいんですが・・・。来年は偶然ではなく、確実に狙った写真を撮影したい。

E-pl5+MZD17mmf1.8 1/2000秒、F2.2、iso200

午後の吸蜜時間にイエローバンド♂の吸蜜を撮影することができました。

D600+200mmマイクロ F5.6、1/1250秒、iso250、外部ストロボ発光(トリミング)

キクザイチゲで吸蜜するギフチョウ♂を初めて撮影することができました。

D600+200mmマイクロ F5.6、1/640秒、iso200(トリミング)

カタクリで吸蜜するヒメギフチョウ♀?も撮影できました。

D600+200mmマイクロ F10、1/640秒、iso500、外部ストロボ発光(トリミングなし)

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