5月17日(金)は、お休みをいただいて南アルプスのクモマツマキチョウ(通称クモツキ)を見に行きました。車を走らせること約3時間で駐車場に到着、すでにもう1台が止まっています。ポイントに向けて歩き始めますが、気温10℃でアブすら飛んでいません。9時半頃にポイントに到着しますと、ハイカーの方がおられて、少し談笑する中で5分ほど前にオレンジ色の蝶がスミレで吸密していたとのこと、うーん、何でこんなに寒いのに・・・。
他のポイントに移動しようとしたところ、下から歩いてこられる二人組みのお一人が両手を振っておられます。近づいてみると、KさんとHさんのコンビです。実は昨年もお会いしているんですが、その日はヌルでした。ちょっと嫌な予感が頭をよぎりますが、気を取り直して分かれて見張ることにしましたが、携帯がつながらないので、連絡を撮ることができません。11時を過ぎてHさんが手招きをしてくれますので、軽くダッシュしましたが間に合いません。その後も撮影できないまま、12時半を過ぎたところで嫌な予感は、現実のものとなってきます。ややあせり始めたところで谷を上がってくる♂を確認し、見守っていると、ハタザオで吸蜜が始まりました。足場が悪く移動しようとすると、砂利が落ちて蝶が逃げてしまうので、3人とも動けないままの撮影ですが、何とか撮影することが出来ました。その後も2回ほどチャンスがあり、遠目ながら最低限の撮影はできたかと?、お二人様お疲れ様でした。
12時半を過ぎたところで、やっと撮影することが出来たクモツキ♂のハタザオでの吸蜜
D-600+200mmマイクロ 南アルプス、2013.05.17
到着して3時間以上まともな撮影できないと、ついつい弱気になります。クモツキの場合まともに撮影できる機会は3割くらいだと思います。近年は撮れる所しか行かないようになっていますので、若干打率は上がっていますが、それでも5割以下でしょう。
クモツキが現れるまで、ほとんどシャッターを切ることはありませんでしたが、2枚ほど載せておきます。
クモツキが現れるはずの場所にスジボソヤマキチョウ♀が吸密に着ました。シミだらけのおばあさんなので、アップはやめときます。
フデリンドウ?にとまったミヤマセセリですが、これもクモツキが止まれば絵になりますがねえ。
たいした写真が撮れなかったので、もう少しクモツキの写真を紹介します。最後の1枚を除きすべて同じ個体です。飛翔写真の失敗からバリエーションの少ない画像ですが、今年最初のクモツキなので大目に見てください。
撮影機材はすべてD600に200mmマイクロレンズ(詳細データ割愛)です。
クモツキ♂裏面の吸蜜写真をタテ位置にトリミングしました。枝が邪魔ですね。
足下が悪いので、撮影ポジションが変えられず、アングルは蝶任せです。
一人なら、ポジションを変えて撮影できますが、3人が取り囲んでいますので、無理です。
午後2時前に現れた最後のクモツキ♂ですが、次のショットではクモツキの姿はなく、たった1回のシャッターチャンスしかありませんでした。
これは、という写真がないため、ダラダラと何枚も載せてしまいました。既発との情報をいただきましたMさんありがとうございました。
明日(更新しているのが朝なので、今日ですが)は、北アルプスのクモツキを狙いますが、ちょっと早いかもしれませんね。ただいま、信濃大町駅に程近い宿で朝食を待っているところです。