5月12日(日)は晴れ、志摩半島へ出かけました

5月第2週の週末は、用事もあるし天気も悪そうだったので、ほぼあきらめていましたが、12日の日曜日は朝から快晴です。木曽のチャマは健在の様子なので、特に撮影する必要もないので、パスすることにしました。近場でアオバセセリとかサカハチチョウとかも考えましたが、ちょっともったいないし、ミヤマカラスはちょっと早そうだしということで、志摩方面へ行くこととしました。

午後のスミナガシはすぐに決まったんですが、朝から昼間にかけてどうしたものかと・・・、鈴鹿へ行けば、遅い春の蝶たちがいると思うんですが、すんなり行けそうなところを思いつきません。サツマはちょっと遅いよなあ、ミカドはちょっと早そうだしなあで、とりあえず、久居で降りて旧三杉村方面に向かいました。川沿いを探せばアオバセセリくらい見つかるだろうと、楽観姿勢で臨みましたが、途中腹痛で。かなりの時間をロスしてしまいました。8時過ぎに着くはずが、10時です。これでは、ウツギを探してもアオバセセリはいませんね。新鮮なオナガアゲハ♂の吸水が撮れただけでした。さらに時間のロスは重なり、サツマシジミへ寄る時間もなくなり、志摩町のスミナガシの撮影に向かいました。結果論ですが、朝からサツマシジミを狙うべきでしたね。

二度目の腹痛により、シャッターチャンスを逃しそうでした。もう少し近づこうとしたところで、逃げられました。いつものことながら、結構敏感ですので、至近距離での撮影は難しいですね。オナガアゲハ♂

D600+VR70-200f4 1/800秒、F5.6、iso140 2013.05.12、津市

なぜサツマかというと、午後2時に撮影ポイントへ着くと、大きな白いシジミが飛んでいます。第1化のサツマシジミ♂(写真で確認済み)です。来年以降の参考としましょう。

こんな感じ、嫌いじゃあないですが、もう少し解像度がほしいところです。雰囲気は出てると思うんですがね。それと、風が強くて撮影に難儀をしました。低速シャッターを切ると被写体ブレの山です。

D600+シグマ50-500 1/640秒、F8、iso1600(ストロボ不使用) 2013.05.12、志摩町 

占有行動時にすべての翅が写るように撮影した写真が、ほとんどボツ、ストロボを補助光として利用したところ、やはり平面的になりすぎます。

D600+シグマ50-500 1/500秒、F7.1、iso900(ストロボ不使用)2013.05.12、志摩町 

枯れ枝さえなければ、いい感じ何ですがね、逆光気味にストロボの補助光で、スミナガシにないはずの裏面に青が見て取れます。スミナガシ♂

D600+シグマ50-500 1/640秒、F8.0、iso450(ストロボ発光) 2013.05.12、志摩町 

今回、D600とシグマ50-500の組み合わせで、どこまで撮れるか確かめたかったんですが、ほぼ予想していた通りで、D600の能力を十分に発揮できるレンズではなさそうです。やはり、単焦点レンズを導入することとしましょう。

午後4時を過ぎたところで、翅を閉じる動作を繰り返した後、テリ張りは終了しました。

今回見たスミナガシは、2頭のみで、比較的新鮮であったのと、追尾飛翔があまりなくゆっくり撮影できたのは、予想どおりでしたが、飛翔写真は全滅でした。反射神経の問題か、訓練が足りないのかは不明ですが、(「そんなもんはっきりしとるがね」との声も聞こえてきますが)、次回に向けて、がんばりましょう。

ミラーレスカメラのリモート撮影も可能な場所なので、次回は何か工夫してみます。とはいえ、カメラとレンズで約3kg、三脚にセットすると5kgオーバー?もう一台カメラを持って、さらに、ミラーレスのリモート撮影は、一人では無理です。やはり助手が必要ですね。

2時間ほどの撮影で、かなりのシャッターを切りました。イメージと違う写真も撮れました(本当はイメージどおりでなければいけないんですがね)。写真にすると撮影していたときとは、違う印象の出来上がりです。イメージに近いときもありますが、スミナガシのように光によって見え方が大きく異なる被写体は、面白いですが奥が深そうです。