2012年
9月
30日
日
沖縄撮影行後半の部Ⅱ 本部半島の撮影
今年の沖縄は、台風の当たり年のようです。17号も直撃しており、さらに被害が大きくなっていないか、心配です。
ご存じ、あらがきぜんざい店ですが、店の雰囲気は10年前とちょっと違いますかね。
3日目と最終日の午前中は、本部半島の付け根に当たる名護市の撮影ポイントに立ち寄りました。
23日(土)の朝、アフリカホウセンカが咲いている場所に行くとナガサキアゲハの雌が飛んでいます。10年ほど前から愛知県でも見られるようになった蝶ですが、雌については別物です。前翅まで白化している大きな雌が飛ぶさまは、南国ならではといえるでしょう。
ときおり、ツマベニチョウも下りてきますので、普通種ではありますが、撮影対象には困りません。
2012年
9月
27日
木
沖縄撮影行後半の部 本部半島乙羽岳など
9月22日(土)の午後以降は、本部半島を中心に撮影しました。
22日はリュウキュウウラナミジャノメを撮影した後、未練たらしく大宜味村のリュウキュウウラボシシジミのポイントに立ち寄りましたが、この時間帯この付近だけ雨が降っており、その上、河川の改修工事が行われていたので、あきらめて乙羽岳へ向かいました。
すでに午後3時をまわっておりましたが、雨は大丈夫なようで、リュウキュウミスジやテングチョウなどが飛んでいます。フタオチョウが飛んでいないか、少し期待しましたが、スミナガシがテリ張りに来ていただけでした。
本日の宿も昨日同様ですので、東村まで戻る必要があります。
宿について、あまり触れておりませんねえ・・・、まあ、そういうことですね。可も不可もなく、沖縄の民宿ということです。
23日は、朝名護市によってから八重岳、乙羽岳というコースで見てまわりました。毎年のように行っている場所なので、いまさらなんですが、新鮮なコノハチョウがいるかもしれないとか、迷蝶が来ているかもしれないとか、淡い期待を持って行くんですが、たいていはダメですね。今回もボロボロのメスアカムラサキが撮影できただけでした。
それでも、ヒメシルビアシジミをしつこく追い回して、自分的には満足のいく撮影時間を得ることが出来たと思っています。ヒメシルビアに関しては、山梨のシルビアシジミがまったくダメでしたので、「江戸の敵を長崎」ではなく、「甲斐の敵を琉球」でというところでしょうか(意味不明)。
ここのヒメシルビアは、ヤハズソウかシロツメクサ喰いのようです。
3日目の宿は、過去数回泊まったことがある「ペンションビセザキ」です。ここのご主人は元寿司職人さんで、このお寿司を目当てに来られる人たちも結構います。この日はバーベキューで、2泊すると両方食べられることが多いようです。おかみさんやおじいちゃんの話を聞くのもいいですよ。私は泡盛の飲みすぎで酔っ払ってしまい、そのまま寝てしまいました。
2012年
9月
26日
水
沖縄2日目は、やんばるの森で撮影
9月22日(土)
宿を8時前に出発し、東村のリュウキュウウラボシシジミポイントに8時半前に到着しました。ジャコウアゲハ、ベニモンアゲハ、オキナワカラスアゲハなどが荒れた畑の跡地で飛んでいます。
川沿いの草の覆われた小道を歩いていくと、マングースのトラップが仕掛けてあります。間違ってハブなんか踏まないように慎重に進んで行くと、ホントウアカヒゲがとまっています。やや薄暗い中で、何とか証拠写真を撮影することが出来ました。でも、目的はこれでないんですが・・・、リュウキュウウラボシはどこにも見当たらず、一旦森の中から退却です。11時半まで粘りましたが、1頭も見ないまま、端境期と判断して、リュウキュウウラナミジャノメにターゲットを変更して国頭村へ移動しました。
正午過ぎにリュウキュウウラナミジャノメのポイントに到着、未舗装の道路上を低く飛び回る本種を発見して、いざ撮影なんですが、なかなか思うように撮影できません。それでも何とか、翅裏、開翅、吸蜜を撮影することが出来ました。
撮影しているときに翅表の蛇の目模様が多い個体がいることは気づいておりましたが、ピンボケの写真も含めて(翅表が写っていた)10個体ほどのうち半数は翅表の眼状紋が多いようです。ここではこれくらい普通なんでしょうか?(昨年撮影した写真を確認したところ、やはり翅表の変異は結構多いようですね。)
この後、本部半島へ移動して乙羽岳山頂に到着したのは、午後4時を過ぎておりました。撮影した枚数は多いんですが、1日3枚でまとめます。写真の整理が遅れていますので、更新がなかなか出来ませんね。
残りの写真は、更新内容が乏しくなる冬場にでも、ゆっくりご紹介します。
2012年
9月
22日
土
9月21日から沖縄に来て撮影してます
9月21日(金)
この週末はお休みをもらって3泊4日で沖縄に来ています。11時前には那覇空港に着きますので、レンタカーを借りて撮影に出発です。
お昼過ぎに本島中部のフタオチョウのポイントに到着です。樹上を見上げているとちょっと傷んだ雄らしき蝶が飛んでいます。
自宅で作った有引用の液体を持参しましたので、下りてきそうなポイントに塗りつけます。後の回収も考えて2箇所のみとしましたが、すぐにルリタテハが飛んできました。
待つ間にツマムラサキマダラやクロマダラソテツなど沖縄では新参ですがたくさんいるチョウたちを撮影します。
しばらくすると、トラップにやや傷んだフタオチョウがやってきました。しっかり撮影した後、かなり近づいたところで、飛び去ってしまいました。30分くらい待っていると、もう1頭が現れました。こちらはかなり新鮮で撮影意欲がそそられます。
いろいろ撮影しましたが、どうしても開翅が撮影できないので、飛翔写真で翅表を狙います。何とか撮影できたので、広角写真や超接写写真など十分に楽しんだところで、本日の撮影を終了しました。
まあ、初日としては十分でしょう。海岸沿いを走りながら、本日の宿である「島ぞうり」に向かう途中の風景は、先日の台風の爪あとがはっきり残っています。かなりの木々が倒れておりますし、塩害でしょうか、木々が茶色く草も枯れています。
インターネット環境がないので、今後の更新は戻ってからとなります。
2012年
9月
16日
日
9月第3週の3連休は、初日だけ撮影に行きました
先日、山梨のシルビアシジミは裏面しか撮れませんでしたので、同じ釜無川の左岸を探すことにしました。思いの外、堤防や河川敷の植物が弱っており(暑さと乾燥のため?)、飛んでいる蝶も極端に少ない状況です。2時間ほど探しましたが、このままだとまともに撮影できずに帰宅という状況が頭をよぎりましたので、早めに伊那谷へ向かいました。山梨県内でもクロツバメシジミは撮影出来るようですが、ポイントがよくわからないので、宮田村へ向かうこととしました。
天竜川支流の堤防や河川敷の植物も元気がありません。クロツの食草ツメレンゲは、乾燥には強いので、大丈夫そうでした。飛んでいるクロツはほとんど雄で、比較的新鮮な個体が多く、開翅も簡単に撮影できるかと考えていましたが、そうは簡単にいきません。
クロツ♀が飛び出したとたんに♂がすり寄って交尾成立でした。すぐに離れてしまったので、良い写真が掲載出来ないのが残念です。交尾までの所要時間は、ほんの数秒でした。
今回一番驚いたのは、飛んでいるミヤマシジミの雄がヤマトシジミのサイズより小さいのです。コマツナギの元気がなく、ほとんど萎れているのが原因でしょうか。
本日も採れたてで美味しいリンゴを購入して帰りました。まだ早生のつがるが中心ですが、来週くらいから千秋あたりが出まわりそうで、いよいよ秋本番、蝶も何が撮れるかを考えながら行動する時期ですね。
2012年
9月
10日
月
9月9日(日)は岐阜県のツマジロウラジャノメ
恵那山麓にいるというツマジロウラジャノメを撮影するために、朝8時に家を出ました。ちょっと遅めですが、何とかなるでしょう。
駐車場に到着すると、どこかで見たような車がありますが、京都ナンバーと福井ナンバーのお二方です。情報源は同じですので偶然ではありません。
しばらく歩くとSEさんからの情報どおり崖があり、ツマジロが飛んでいます。結局この場所で午後2時頃まで撮影しましたが、近くで撮影する機会は少なく、崖を飛び回るツマジロの観察をしっかりすることが出来ました。
午後3時頃、中津川駅のにぎわい特産館で栗きんとんをお土産として買って帰りました。SEさん情報ありがとうございました。
そのまま、帰るのも何なので、豊田市のウラナミジャノメのポイントに立ち寄りました。事前に1化が発生している場所の情報をいただいておりましたので、必ずいるものと信じて探しましたが、ヒメウラナミジャノメばかりが目の前を飛んでいます。何となく三つ目模様を見たような気がしたので、真剣に探します。 はっきり三つの眼状紋を見たので、何とか撮影することが出来ました。
5時を過ぎてから、もう1か所寄ってみましたが、見つけることは出来ませんでした。新城市のウラナミジャノメも2化ですので、愛知県では2化が普通なんでしょうね。
2012年
9月
03日
月
9月の最初の土曜日は、山梨へ行ってきました
9月になっても暑さが続きます。
やや夏バテの中、1日だけ出かけることにしましたが、さてどこに行こうか思案(考えるほどのことでもないのですが)している中で、ここ何年か山梨方面へ行ってないので、釜無川の堤防にいるというシルビアシジミを見に行くことにしました。その後八ヶ岳の麓でヤマキとかタテハとか涼しげでいいなあと勝手な妄想を膨らませておりました。
5時には出発したかったんですが、いつものとおり6時過ぎの出発です。南アルプス市にいるらしいことと、食草はミヤコグサかヤハズソウということで、何とかなるという甘い読みで出かけました。
事前に旧地名も含め、グーグルアースや地形図を見ていきますが、ポイントが絞り込めないまま3か所ほど歩き回りました。当然ながら、見かけるのはヤマトシジミやツバメシジミばかりです。最初に撮影しようと思った蝶は、朝鮮半島からやってきた(持ち込まれた)この蝶です。
堤防を見て歩いても草刈りはされていませんでしたが、今年の猛暑のせいか植物に元気がありませんし、ミヤコグサは見つかりません。河川敷のヤハズソウを中心に探していると3か所めでミヤマチャバネセセリを見つけました。この蝶は春に多摩川と岐阜県で見ていますが、本日は想定外の収穫です。この頃から、雨粒が落ちてきました。歩き回るには涼しくていいのですが、土砂降りになってしまえば万事休すです。
3時間近く見つからず、本日はこれまでかと諦めかけていたところ、・・・らしい蝶が飛んでいます。慣れてくれば、さすがにヤマトやツバメは一目でわかりますので、効率が良くなってきます。何とか裏面だけを撮影した後、大雨が来そうなので撤収です。
近くのうどん屋さんであまり美味しくない蕎麦を食べた後、(中央高速道路ではスゴイ雨)伊那谷に寄ってリンゴ(サンつがるとつがる姫)を買いました。
午後4時を回ったところで、ミヤマシジミの様子を見に行きました。コマツナギもやはりあまり元気がありません。それでも、雄の開翅をなんとか撮影できたので良しとしましょう。
もう少し左に回り込めると、眼と左前翅先端と右後翅端にピンがきて、ピントが浅くてもまとまった絵になるんですがねえ。