9月の最初の土曜日は、山梨へ行ってきました

9月になっても暑さが続きます。

やや夏バテの中、1日だけ出かけることにしましたが、さてどこに行こうか思案(考えるほどのことでもないのですが)している中で、ここ何年か山梨方面へ行ってないので、釜無川の堤防にいるというシルビアシジミを見に行くことにしました。その後八ヶ岳の麓でヤマキとかタテハとか涼しげでいいなあと勝手な妄想を膨らませておりました。

5時には出発したかったんですが、いつものとおり6時過ぎの出発です。南アルプス市にいるらしいことと、食草はミヤコグサかヤハズソウということで、何とかなるという甘い読みで出かけました。

事前に旧地名も含め、グーグルアースや地形図を見ていきますが、ポイントが絞り込めないまま3か所ほど歩き回りました。当然ながら、見かけるのはヤマトシジミやツバメシジミばかりです。最初に撮影しようと思った蝶は、朝鮮半島からやってきた(持ち込まれた)この蝶です。

ホソオチョウ♂の開翅です。D7000+200mmマイクロ
ホソオチョウ♂の開翅です。D7000+200mmマイクロ

堤防を見て歩いても草刈りはされていませんでしたが、今年の猛暑のせいか植物に元気がありませんし、ミヤコグサは見つかりません。河川敷のヤハズソウを中心に探していると3か所めでミヤマチャバネセセリを見つけました。この蝶は春に多摩川と岐阜県で見ていますが、本日は想定外の収穫です。この頃から、雨粒が落ちてきました。歩き回るには涼しくていいのですが、土砂降りになってしまえば万事休すです。

3時間近く見つからず、本日はこれまでかと諦めかけていたところ、・・・らしい蝶が飛んでいます。慣れてくれば、さすがにヤマトやツバメは一目でわかりますので、効率が良くなってきます。何とか裏面だけを撮影した後、大雨が来そうなので撤収です。

近くのうどん屋さんであまり美味しくない蕎麦を食べた後、(中央高速道路ではスゴイ雨)伊那谷に寄ってリンゴ(サンつがるとつがる姫)を買いました。

午後4時を回ったところで、ミヤマシジミの様子を見に行きました。コマツナギもやはりあまり元気がありません。それでも、雄の開翅をなんとか撮影できたので良しとしましょう。

羽化してまもないミヤマシジミ♂が開翅してくれて、もう少し左に寄りたかったんですが、足下がそれを許しません。伊那谷2012.09.01 D7000+200mmマイクロ
羽化してまもないミヤマシジミ♂が開翅してくれて、もう少し左に寄りたかったんですが、足下がそれを許しません。伊那谷2012.09.01 D7000+200mmマイクロ

もう少し左に回り込めると、眼と左前翅先端と右後翅端にピンがきて、ピントが浅くてもまとまった絵になるんですがねえ。