今さら高山蝶というくくり方も何ですが
これらの蝶は、長野県内ではすべて採集禁止ですので、ポイントさえわかれば、撮影は困難でないと思います。
とはいえ、たまに採集者と遭遇します。何を考えているのでしょうか。
採集したいという気持ちはよくわかりますが、いい大人(年寄りも多い)ですので、分別をつけてくださいね。
クモマツマキチョウ
高山蝶と呼ぶのは、少し抵抗があるかもしれません。
山の蝶とは思いますが、標高1000m以下でも見られます。
でも、残雪の谷間に飛ぶ姿が似合う蝶ではあります。
ミヤマシロチョウ
かつては上高地でも見られましたが、すでに北アルプスでは絶滅です。
八ヶ岳山麓や南アルプスでは、まだまだ健在ですが、個体数は減っているようです。
ミヤマモンキチョウ
2009年には、蝶ヶ岳でも見ましたが、撮影できませんでした。
アルプスモンキもいつか撮りたいですね。
2010年7月に北アルプスの2か所でアルプスモンキを撮影することが出来ました。
オオイチモンジ
上高地では、まだまだ沢山見られます。
雄は吸水に来ているところを狙えば、比較的容易に撮影できますが、雌はなかなかよい位置に止まってくれません。
コヒオドシ
北海道では平地でも見られますが、本州では標高1500m位でないと見られません。
7月終わり頃羽化しますが、翌年6月頃までボロの越冬個体が見られます。
タカネヒカゲ
新穂高から数時間かけて双六岳まで登りました。
あまり天候がよくなかったため、双六小屋の近くでちょっとだけ撮影しました。
2010年7月下旬、少し遅いと思いましたが、常念岳に向かって登り、常念小屋周辺で2時間ほど撮影できました。今度は、もう少し早い時期に泊で行きたいと思っています。
クモマベニヒカゲ
ベニヒカゲより少し標高の高いところに多いような気がします。
少し登山をしないと見られない蝶ですかね。
ベニヒカゲ
ベニヒカゲは、あまり歩かなくても撮影できます。
場所によっては、車横付けでも撮影可能ですが、それでも長野県では採集禁止です。
この蝶専門に地域変異を追っている人もいますが、はまってしまう気持ちもわかるような気がします。
タカネキマダラセセリ
上高地から少し登った標高1800mくらいが多いように思います。
曇ったり、雨の直前でも見られることがあります。