2013年
9月
27日
金
天気が悪けりゃ、セセリがあるさ(沖縄での撮影)
今回の沖縄本島での撮影(9月20~22日)は、雨がよく降り晴れ間はほとんどありませんでした。これはこれで撮影の仕方はあるもので、セセリチョウを視野に入れながら撮影をいたしました。
主な蝶としては、バナナセセリ、アオバセセリ、オキナワビロードセセリ、クロボシセセリ、ユウレイセセリ、チャバネセセリ、イチモンジセセリくらいでしょうか。この中で地元の愛知県でも見られるのは、アオバセセリとチャバネ、イチモンジくらいですね。
沖縄では毎回見ているクロセセリが見られませんでしたが、端境期だったんだと思います。オオモンシロセセリやヒメイチモンジセセリなども期待しましたが、確認できませんでした。
9月20日の夕方(午後6時頃)、今帰仁村にあるバナナ園(草が膝くらいまで生えている)へ恐る恐る踏み込んで、釣り竿でバナナを叩いて(バナナのたたき売りではありません)みます。しばらく叩くと、2頭ほど茶色い蛾のようなバナナセセリが飛び出してきました。かなり強い雨が落ちてくる中、蚊も多く気持ち悪い草むらを一人で歩くのは、できればやめたいんですが、止むを得ません。
D600+200mmマイクロ(外部ストロボ使用)、今帰仁村、2013.09.20
9月21日は朝から雨が降っています。とりあえず、乙羽岳へヒメシルビアシジミを撮影に向かいます。その後、センダングサを見ていると、小雨が降る中、アオバセセリが吸蜜に来ています(翅の先端が小刻みに動くため、被写体ブレとなっています)。
D600+200mmマイクロ、今帰仁村乙羽岳、2013.09.21
ススキの葉上にとまったところを撮影しました。
E-P5+ZD14-54(アダプター)、今帰仁村乙羽岳、2013.09.21
気温が高いので、小雨程度なら元気に飛び回っております。ちょっと風が強く被写体ブレには気をつけながらの撮影となります。
次回は、シジミチョウのことなんか書きますかね。
2013年
9月
24日
火
一年ぶりに行った沖縄本島の第1報です
9月19日(木)夕方発の沖縄行きで那覇空港に降り立ったのは、午後9時過ぎです。台風19号の影響があって、天気はやや荒れ模様の感じです。レンタカーを借りてホテルに到着したのは、午後10時を過ぎています。とりあえず、腹ごしらえをするために、24時間営業しているという三笠松山店へ出かけました。
24時間営業の食堂「三笠松山店」です。この店だけでなく、近くのお店も午後11時過ぎでも何軒か開いています。
食堂のメニューは極めてシンプルで、ご飯と味噌汁付きで500円か550円がほとんどです。本当はチャンポンなるものを食べる予定でしたが、メニューの最初に書いてある焼肉にしてしまいました。
味に関しては可もなく不可もないというところでしょうか。量は十分に多いと思います。
うーん、やっぱりちゃんぽんにすればよかったかなあ。これじゃあ、どこで食べても大差ないしなあ。当然ながらオリオンビールもいただきました。
食べ物については、後日ゆっくり報告しますが、今回たくさん見られた蝶はシロオビアゲハですね。どこへ行っても雨が降っても飛んでいます。20日と21日の2日間は、雨が降ったり止んだりの天気でしたが、ピーカンよりは撮影がしやすいのかなあという感じです。
あまりこれといった成果はありませんでしたが、11年ぶりに撮影することができたウラナミシロチョウの画像を貼っておきます。
ウラナミシロチョウ♀?のセンダングサでの吸蜜です。ウスキシロチョウ♂より一回り小さく、飛び方も緩やかでしたが、なかなか思うように撮れず、思いの外時間をかけてしまいました。
D600+200mmマイクロ、今帰仁村、2013.09.21
上と同じ個体のウラナミシロチョウです。もう少しはっきり撮れるとよかったんですが、とりあえず証拠写真にはなりますね。
D600+200mmマイクロ、今帰仁村、2013.09.21
ウスキシロチョウ♂(銀紋型)の吸蜜写真です
D600+200mmマイクロ、今帰仁村、2013.09.21
沖縄北部(やんばる)で見られた蝶の種類だけ、記載しておきます。ジャコウアゲハ、シロオビアゲハ、ナミアゲハ、ナガサキアゲハ、モンキアゲハ、アオスジアゲハ、ミナミキチョウ、ウスキシロチョウ、ウラナミシロチョウ、ツマベニチョウ、ナミエシロチョウ、ウラナミシジミ、アマミウラナミシジミ、ルリウラナミシジミ、クロマダラソテツシジミ、イワカワシジミ、ヒメシルビアシジミ、ヤマトシジミ、リュウキュウアサギマダラ、カバマダラ、ツマムラサキマダラ、オオゴマダラ、ツマグロヒョウモン、リュウキュウミスジ、イシガケチョウ、ルリタテハ、アカタテハ、タテハモドキ、アオタテハモドキ、スミナガシ、リュウキュウヒメジャノメ、ウスイロコノマチョウ、リュウキュウウラナミジャノメ、アオバセセリ、オキナワビロードセセリ、チャバネセセリ、クロボシセセリ、ユウレイセセリ(以上38種)くらいですね。
今回の撮影は、実質2日間という短い間でしたが、今後しばらくめぼしい撮影(ネタ)がないので、10回くらい引っ張ります。「たいした写真もないのに引っ張るなよ」という声も聞こえてきそうですが、週2回くらいのペースで更新するつもりです。
2013年
9月
12日
木
9月7日(土)は、伊那地方へリンゴを買いに行きました
今回、リンゴの画像はありませんが、リンゴ園の看板だけ載せておきます。
9月に入ると長野県南部地方では、リンゴの出荷が始まります。昨年分けていただいた農家へ電話で問い合わせたところ、今年はすでに「サンつがる」は終了してとのことでした。でも、まだ出荷場へ行けばあるでしょうということなので、出かけることとしました。
サンつがる(つがるの無袋栽培)だけを買いに行くわけもなく、河原にいるミヤマシジミとクロツバメシジミも撮影します(一応撮影が中心?)。出荷場へ電話をしてみると、「今日は集荷しないので、朝来たほうが良いよ。」との返事でしたので、途中、適当に直売している農家へ飛び込んで購入しながら集荷場へたどり着きました。
1kg200円とのこと、うーん、農家分と併せてかなりの数のリンゴ、モモ、ナシの購入となりました。
まあ、ご近所へのお裾分けもありますので、すぐに捌けてしまいます。
さーて、本題は蝶の写真ですね。
いつもの場所で、いつものように撮影するわけですが、変わっているのはカメラくらいでしょうか。フルフレーム一眼レフカメラによる蝶の撮影を今年から始めてみて、よく言われている手振れの問題は、とりわけないような感じです。
丁寧に撮ることが今年のテーマでして、何が丁寧なのかと問われれば、ブレのないピントの合った構図のしっかりした写真ということになるのでしょうね。構図に関しては、未だにトリミングに頼っておりますが、私の場合、手持ちの接写写真でピタリと構図を決めるのは、何十年やっても無理な気がしています。
コマツナギにとまるミヤマシジミ♂の半開翅、何百枚撮った中の1枚です。ピント、背景、構図とも一応満足できるレベルです。
D600+200mmマイクロ、宮田村、2013.09.07
ミヤマシジミ♀の写真を撮影する機会は、この個体だけでした。♂はスレからきれいな個体までいましたが、どうした理由でしょうね。
D600+200mmマイクロ、宮田村、2013.09.07
クロツバメシジミ♂は、ややスレからきれいな個体までいろいろいました。意外と敏感なため、構図を決めて近づいてからシャッターを切るだけなんですが、うまくいきません。そのため、1枚に絞り込めず2枚掲載となりました。どちらの写真も撮影ポイントが数ミリから数センチずれており、そのため、翅全体にピントが来ておりません(被写界深度を深くすれば良いのですが、背景が煩雑になったりストロボが必要となります)。
D600+200mmマイクロ、宮田村、2013.09.07
もうちょっとなんですけどね。クロツバメシジミ♂の半開翅で、吸蜜ではありません。
D600+200mmマイクロ、宮田村、2013.09.07
「何で、ツメレンゲの上じゃないの?」という声が聞こえてきそうです。コマツナギの上で交尾するクロツバメシジミです。
D600+200mmマイクロ、宮田村、2013.09.07
2時間ほどの撮影でしたが、疲れますね。オマケ写真として飛翔を載せておきます。撮影枚数も優に1000枚を超えています。フィルム時代では考えられないほどのシャッターを切らせていただく良い時代です。
もし、フィルムならアマチュアでは連写なんてできませんね。問題は、写真の整理でしょうか。まあ、贅沢な悩みと言えるのでしょうね。
クロツバメシジミ♂の飛翔
D600+200mmマイクロ、宮田村、2013.09.07
リンゴやモモなどを買い込んで、写真も撮ったことなので、腹ごしらえです。今回はこんな店で、こんなものを食べました。うーん、「こんなもの食べるから太るんやないの」という声が聞こえそうですね。