5月に石垣島へアサヒナキマダラセセリを見に行きました

2009年5月9日、ゴールデンウィークも終わり、予定していた八重山方面へ出かけた。もちろん主目的はアサヒナキマダラセセリである。一応八重山の固有種(大陸に近縁種がいて、将来的にはどうなるかわからない)であり、天然記念物として採集禁止のセセリチョウである。

石垣島空港をあとに、レンタカーを借りて一路於茂登岳山麓の林道へ向かった。午後1時を過ぎていたが、林道沿いに咲くセンダングサに訪れているアサヒナキマダラをすぐに見つけることが出来、写真も撮れたところで、次に日の於茂登岳登山をあっさりやめることとした。擦れている個体もいたが、比較的新鮮な個体も多く、時期的にはばっちりというところか。狙っていたヤエヤマウラナミジャノメも撮影できて、さい先の良い初日であった。

10日も一日中石垣島の林道で撮影、キミスジも撮影することができたが、見たかったクロテンシロチョウは見ることが出来なかった。撮れてなかったネッタイアカセセリも撮影でき、この日も順調であった。

 

 

 

 

3日目は予定どおり西表島へ向かった。目的はタイワンキマダラだが、3月に沖縄本島で見たリュウキュウウラボシもチャンスがあれば見たかったし、シロウラナミシジミも見たかったが、見つけられなかった。帰りのわずかな時間で、タイワンヒメシジミを見ることとしたが、以前と少し環境が変わっており、見つけるのに意外と手間取った。

西表島は4回目であったが、大富林道の道幅が広がっていたり、白浜の林道であまり蝶がいなかったりで、撮影については低調であった。

 

 

 

4日目は予備日としていたが、最低の目標としていた種は撮影できたので、竹富島へ行くこととした。蝶の種類としてはあまりめぼしいものはないが、ホリイコシジミくらいは見られるだろうと考えて向かった。すぐにタイワンシロチョウを久しぶりに見ることができ、喜んでいたのだが、ランタナの生えている牧場では見つかるのはシルビア(ヒメシルビア)らしき蝶ばかりであった。暑い竹富島で自転車をこぎながらあちこち見て、今回の撮影行を終えた。

今回の主目的である種は撮影できたものの、西表島ではもっと蝶がいてもいいのになあと思ったのですが、ちょっと欲張りでしょうか?

最終日はもっとゆっくりと竹富島ですごそうかと思い、カメラも軽装で出かけたんですが、蝶を見るとそうもいきませんね。