シーズン最初は、例年のごとくフライングから

3月14日(土)は、東海地方の天気は良くない。それにもかかわらず、ギフチョウの発生が最も早い静岡西部へ出かけるのだから、どうかしている。

熊水車の里に9時半頃到着したものの、冷たい風が吹き、どんより曇っており、気温7℃ではどうしようもない。肉厚の原木椎茸などを購入して、車で少し仮眠することとした。当初は10時過ぎ頃に晴れ間が広がるだろうと楽観していたが、薄日が射してきたのが正午少し前であった。ポイントの直下まで車で入り、登り始めるが時折越冬ヒオドシチョウがテリ張りするのを見るのみであった。

ヒメカンアオイの芽吹きは全くなく、アセビの花以外にスミレの花一輪すら咲いていないし、カタクリの蕾も見つからない。予想どおりフライングなのだが、コツバメにかすりもしないとは、ちょっと残念である。

予想どおりとはいえ、何とも情けない結果であるが、この週末の天気ではやむを得ない

ヒオドシチョウ♂、浜松市、2015.03.14、E-M1+MZD40-150mm

明けて15日(日)、ゆっくり朝食を食べていたら、以外と天気が良さそうなので、半田市内で最も早くモンシロチョウが発生する場所へ行ってみた。

11時半頃到着すると、既にモンシロチョウ♂が探雌飛翔している。風は肌寒いのだが、日射しは完全な春である。毎年シーズン当初は、勘が鈍っており、モンシロごときにも結構手こずる。足下から飛びだたれることなど、あってはならないのだが・・・。まあ、30分ほど撮影したところで、曇ってしまい撮影終了である。


雄は飛び回ってばかりで撮影しにくい。何とか撮影した雄はブルーシートの上でさすがにNG

モンシロチョウ♀、半田市、2015.03.15、E-M1+MZD40-150mm

何とか菜の花で吸蜜する姿を撮影するのが精一杯である

モンシロチョウ♀、半田市、2015.03.15、E-M1+MZD40-150mm

撮影のスタートは、毎年調子が出ない(単なるへたくその言い訳)。3月19日(木)に石垣島へ向かうので、少しは練習しとかないといけない。

いよいよ、本格的なシーズンの始まりである。