2012年

8月

25日

8月最後の土曜日は、キベリタテハを撮影

8月25日(土)は、朝早起きして除草作業です。帰ってから朝ご飯を食べて、さて、どうしようかなあ・・・、9時ちょっと前に出発して、富士見台へ向かいました。

キベリタテハの背景に人工物が見えますね。山が背景ならいいんですが。E-5+EC-14+8mm
キベリタテハの背景に人工物が見えますね。山が背景ならいいんですが。E-5+EC-14+8mm

到着時刻は11時半、途中雲がかかって気がかりでしたが、何とか晴れ間も見られます。駐車場がいっぱいなので、小屋の前に駐車させていただくと、キベリタテハが飛んでいます。神坂峠まで下りたり、少し登ったりしましたが、飛んでいるキベリを一頭見ただけでしたので、小屋の前に戻ると2頭ほど飛んでいます。いろいろ撮影してみましたが、なかなかビロードのような翅の質感を表現できませんね。

1時間ちょっと撮影して、本日は終了です。

今週末は、当初能登半島のシルビアシジミを見に行こうかと考えていましたが、この残暑では無理と判断し近場のみとしました。

日曜日は、妻と愛知県内をドライブしましたが、特に報告すべき内容はありません。次週は、そろそろシルビアシジミをどこかへ見に行こうと思っています。

 

 

 

2012年

8月

20日

お盆過ぎの土日は、信州のゴマシジミの撮影です

8月第2週の週末は、出かけられなかったので、この週末(18・19日)泊まりで出かけることとしました(確か、先々週もその前もでしたかね)。この2週ほどで、朝晩はめっきり冷え込むようになり、秋の気配を強く感じました。

とりあえず、毎年行っている超有名産地を目指しますが、途中寄り道をしてゴマシジミを探します。と言っても、SEさんからの情報をいただいており、採集されていなければ見られるだろうという状況なので、探索ではありません。

周辺をみながらポイントに到着すると、ゴマシジミが1頭飛んでいます。どこかにとまらないかなあと眺めていると、kenkenさんの登場です。まあ、情報の出所は一緒ですから偶然とは言えません。ゴマを撮影し、ゴマを撮影しているkenken

さんを撮影した後、少し標高を上げてみましたが、雲も多く、目的のタテハを見つけることはできませんでした。

しばらくの間、開翅を待ちましたが、開きそうもないので次の場所へ向かいました。ゴマシジミ♂長野県某所2012.08.18
しばらくの間、開翅を待ちましたが、開きそうもないので次の場所へ向かいました。ゴマシジミ♂長野県某所2012.08.18

本日の宿を目指し、北上です。午後の早い時間に宿ですって?、そうではなく、宿の前にキベリがよくとまるという情報を元に、膝まで水につかりながら川を渡りましたが、飛んでいるのはヒョウモンとコムラサキ??くらいでしょうか。まあ、川の水は冷たくて気持ちよかったので良しとしましょう。

明日の朝の撮影場所を決めるために、ゴマのポイントを見てまわりましたが、数は少ないもののワレモコウの上でお休みになる個体を見つけることができ、宿へ引き上げました。

宿へ着いてから、SAさんに連絡をとり、本日の情報交換をいたしました。結局、ゴマに関する情報をいただいただくことになり、感謝感謝でございます。

 この日はお風呂に入り、ビールを飲んで早めの就寝です。明けて19日(日)は朝5時に出発する予定が30分ほど寝坊してしまいました。

ポイントに到着すると、ワレモコウの上でゴマシジミが寝ています。正確に寝ているかどうかは別ですが、ほとんど動きません。気温は20℃を下まわっており、下草は露に濡れ長靴の上も濡れてしまいます。狙っていた広角のアングル写真はあまりうまく撮れませんでしたが、この日は小さめの朝露に濡れるゴマシジミを撮ることができました。朝方予想していたより雲が多めで陽がなかなか射してきません。7時半を過ぎてようやく薄日が射し始めたところで、朝食を頼んだ時刻が近づいてきたので、いったん宿に戻りました。

結果論ですが、この1時間ほどの休憩が開翅写真を逃した原因となりました。

SAさんから情報をいただいたポイントに着き、ゴマを撮影し始めます。ほとんどとまる事はないので、D7000に85mmマイクロで焦点距離1m限定の飛翔写真狙いですが、そう簡単にはいきません。しばらくすると、さんからの留守電に気づきました。早速電話をすると、私の車の後ろに駐車しているとのこと。ゴマが比較的多く青いのも混じっていると伝えると、こちらで撮影することとなりました。ここから、本格的な飛翔写真撮影です。本家を前に飛翔写真撮影ですが、翔さんから伝授された(パクリの)撮影技術にアレンジした内容で撮影するものの苦戦は免れません。

一頻り撮影を終え、車に戻ろうとして、蕎麦の畑のところでSAさんとお遇いしました。さらに、ムモンアカの様子を見に行ったところでTさんとお遇いするという出来過ぎの二日間でした。それぞれの写真については、各ブログやH.P.をご覧ください。写真もそれぞれで面白いと思います。

ゴマシジミ♂♀が絡んだ写真も載せておきます。

スッキリ開翅写真が撮れていれば、こんなにしつこく写真なんか載せないんですが、不満だらけの開翅写真です。

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2012年

8月

13日

クダマキモドキを抱えてキンモウアナバチが飛んでいました

このタイトルだとチョウのブログ(ブログでなくH.P.ですけどね)ではなく、マニアックな虫屋のタイトルですね。と言っても、(興味のない方々から見れば)大差はないかもしれませんね。

7月下旬に長久手市内の土手をたくさんの蜂が飛んでいるので、調べてみるとキンモウアナバチ(金毛穴蜂)であることが分かりました(蜂に詳しいものも多いので、見ただけで分かる人たちもいます)。そのときの蜂の数は100頭以上いましたが、ほとんどオスで、メスの巣穴近くでバトルしているため、ブーンというものすごい翅音でした。

巷ではお盆休みですが、お盆の準備もできましたので、あとは妻に任せて出勤して、勤務時間前に先週同様にクサギの花の前でアゲハの仲間を待っていますが、一向に現れません。しかたないので、ホウジャク、オオスカシバ、クマバチなど花に訪れている昆虫を狙っていると、緑色の物体が垂れ下がった状態で何か飛んでいます。とまったところで、クダマキモドキを捕らえたキンモウアナバチの雌であることが分かりました。それにしても、自分の体重の数倍あると思われるクダマキモドキをぶら下げて飛ぶとは恐れ入ります。樹上に止まってからも軽々と移動させますし、数回針(産卵管)をクダマキモドキに刺していました。こちらを睨みつけた後、軽々と持ち上げて飛んでいきました(なんという飛翔力でしょうか)。巣穴に持ち込まれて我が子たちの餌となるわけですね。

キンモウアナバチのオスのバトルをコンデジで撮影した映像を貼っておきます。

キンモウアナバチ♂同士の♀をめぐるバトル。長久手市2012.07.24 P300
キンモウアナバチ♂同士の♀をめぐるバトル。長久手市2012.07.24 P300
キンモウアナバチ♀(巣穴近くの枯れ草を除くと、しばらく巣穴を探しておりました。長久手市2012.07.24 E-P1
キンモウアナバチ♀(巣穴近くの枯れ草を除くと、しばらく巣穴を探しておりました。長久手市2012.07.24 E-P1

キンモウアナバチを絶滅危惧種に指定している県もあるようですが、長久手市ではたくさん見られます。それに見合うだけのクダマキモドキもいることになるので、やはり自然が豊かなのでしょう?写真のできについては、適当に撮っていますので、ご容赦くださいね。

本当は、お休みをいただいて、信州のチョウを撮影に行きたいんですが、天気も今一ですし、しばらく我慢しましょう。

お時間のある方は、キンモウアナバチやクダマキモドキについて調べると暇つぶしができますよ。

2012年

8月

10日

長久手ではクサギの花にチョウがやってくる季節です

8月に入ると、地元愛知県の平地では、茹だるような暑さが続きます。ちょうど今の時期に咲き始めるクサギの花へアゲハチョウの仲間がやってきます。いわゆるパピリオ属のチョウたちで、モンキアゲハ、クロアゲハ、ナガサキアゲハ、カラスアゲハなどが多いのですが、たまにナミアゲハやオナガアゲハもやってきます。

このオナガアゲハを尾張地域で見る機会は少ないので、今年はぜひ撮影したいと毎日見ていますが、まったく飛んできません。昨年見たんですがねえ。

朝、昼、夕方と撮影していますが、結構難しいものですね。オナガアゲハはもう少し先になると現れるかもしれません。

2012年

8月

08日

8月最初の土日は、先週と同じ宿に泊まっています

朝早く起きて、近くのゴマシジミポイントをのぞいてみます。時期的にもやや早いので2頭ほど確認して、裏面のみ撮影できました。

アカセセリのオスは、7時前から活発に飛んでいます。いろいろ撮影しましたが、あとで見ると不満だらけの写真ばかりです。でも、朝露に濡れながら撮影するのも悪くありません。ひと通り撮影した後に宿に戻って朝食です。先週に引き続き泊まった亀遊館のご主人は、チョウのことにも詳しく、8月になってから、キベリタテハも3頭ほど見ているそうです。

 

先週と同じ林道を流しますが、目的のオオゴマは現れません。沢を登るといそうですが、ちょっと急ですし、クマも心配ですので、そんな無謀なことはしません。

今年はキバネセセリとエルタテハが多いように思います。昼食はソフトクリームにトウモロコシ(子供じゃあるまいし、もうちょっとましなものを食べたらどうかって、いらんお世話じゃ。)です。以前は撮影に来てもゆったりと昼食を食べていたような時期もありましたが、最近はおにぎりかパンを車を走らせながら食べることが多くなっています(安全運転に心がけましょう)。林道を走っていたら、下の写真の動物の出くわしました。悠然とヒコバエの葉っぱを食べておりましたが、こっち方面では、ほぼ毎年どこかで見かけます(クマでなければいいです)。

珍しくもないカモシカですが、鹿というより牛ですね。
珍しくもないカモシカですが、鹿というより牛ですね。

きれいなミドリシジミオスが出てきたときには、ちょっとドキドキしました。ここはスポット測光を試すチャンスといろいろ設定を変えながら撮影しましたが、-0.7~ー1.0EV補正くらいで概ねよいようです。翅の角度でも違うかもしれませんが、こんなところですかね。ガードレールに登ってポールにしがみついて(撮影して)いるおっさんの姿は異様でしょうね。

このところ、更新が遅れていますね。暑いですし、写真の整理もできないまま、遅めながらの更新ですが、ご容赦願います。あまり気が乗りませんしね。

2012年

8月

08日

8月最初の土曜日も信州方面へ出かけました

 

8月に入り、まだまだ活発に行動する時期が続きます。

今年、撮れなかったり、今一だった写真は、来年の課題として残りますが、高原で年1回発生するタテハチョウの仲間や、多化性で秋に増えてくるチョウはこれからが本番です。また、シジミチョウではゴマシジミやムモンアカシジミが多く見られる時期ですし、九州では8月末にタイワンツバメシジミが発生します。とはいえ、高原ではオミナエシやキキョウなどの花が咲き始め、秋の気配が漂い始めていますので、ハイシーズン終了の感は否めません。

自分に照らし合わせますと、すでに沖縄行きを計画しておりますし、この時期になりますと、年末までのモチベーションをいかに保ち、来年に繋げるかという毎年同じようなことを繰り返しております。

また、10年以上前に立てた「退職までに250種のチョウを撮影するぞ」というタイムリミットまで、もう2年ありません。北海道から九州まで生息するチョウで未撮影種は、タイワンモンシロチョウ(対馬)だけになっておりますが、伝聞による発生状況では、対馬での撮影は難しそうです。小笠原の3種も後回しにして、今年と来年で八重山のチョウをちゃんと撮る必要があります。最近は、なかなか思うようには撮影種が増えておらず、今年新たに撮影した種は2種(バナナセセリ、カシワアカシジミ)のみですので、今年中にもう2~3種ほど撮影しておきたいところです。

毎年宿泊する松本市奈川の畑の土手に生えているワレモコウです。ゴマシジミがとまっているといいんですがね。2012.08.04
毎年宿泊する松本市奈川の畑の土手に生えているワレモコウです。ゴマシジミがとまっているといいんですがね。2012.08.04

平地のワレモコウは、まだ先ですが、高原では上の写真のように赤い花が色づいています。こんな花を見ていると、暑いのに気分的には秋風が吹いているような感じになってしまいます。

元気な高原のチョウをご覧ください。といいたいところですが、高原も暑さで夏枯れ状態ですかね。木曽のチャマダラセセリの2化は、見つけられませんでしたし、なんとなくチョウの数もあまり多くないような気がします。

これだけだと少し寂しいので、2日間にわたるムモンアカシジミの写真も掲載しときます。