2011年

10月

03日

9月末に南大東島でハマヤマトシジミを撮影しました

9月29日午前のフライトで那覇空港から南大東島へ向かいました。事前に翔さんから詳細な情報をいただいていたので、心配事は台風などの天候だけですが、滞在した2日間は好天に恵まれたものの、撮影には暑すぎて陽射しもちょっと強過ぎでした。

那覇空港と南大東島を結ぶプロペラ機(南大東島空港にて撮影)COOLPIX P300(上下トリミング)
那覇空港と南大東島を結ぶプロペラ機(南大東島空港にて撮影)COOLPIX P300(上下トリミング)

宿に着いたのは正午過ぎで、すぐに昼食(大東そば)を食べてから宿のレンタル自転車で出発です。集落外れのポイントあたりには、イヌビユが生えていそうな草地はあるんですが、一寸雑草が繁茂しすぎているようです。耕作地を挟んだ空き地にイヌビユがたくさん生えているのを見つけ目視で探していると、チラチラ小型のシジミが2~3頭飛んでいます。我が家でも馴染みのあるヤマトシジミに比べ明らかに小さく感じます。雄のブルーもヤマトより深みのある青です。

在所集落のはずれにある荒れた耕作地で、中央がイヌビユ、左上に吸蜜をしたセンダングサが見えます。2011.09.29COOLPIX P300(上下トリミング)
在所集落のはずれにある荒れた耕作地で、中央がイヌビユ、左上に吸蜜をしたセンダングサが見えます。2011.09.29COOLPIX P300(上下トリミング)

裏面の撮影が済み、吸蜜や雌の産卵を撮影したところで一段落です。情報をいただいた他のポイントも見に行くこととして集落を外れてサトウキビ畑も見ましたが、イヌビユは少し生えているものの見つかりそうな感じはありません。集落に戻ってイヌビユがたくさん生えている駐車スペースの横へ近づいてみると、数頭のハマヤマトが飛んでいます。その後、最初のポイントに戻って観察していると、午後4時過ぎになったところで、雌が開翅し、続いて雄が2頭開翅しましたが、しばらくするとイヌビユから少し離れた場所でお休みモードになってしまいました。少しだけちょっかいを出してみましたが、少し飛んで、翅を閉じたまま止まってしまいます。

再度集落内の別の駐車場を通りかかると食草とハマヤマトシジミが確認でき、集落内を探せば他の発生ポイントも容易に探せそうです。集落内での活動がほぼ修了したところで、一日目の撮影を終了しました。
初日の成果として、荒れた耕作地周辺や人工的な裸地に食草が多く、これらの場所で発生しているようです(こんなことは分かっていることですね)。眠りにつく場所は、食草からちょっと離れた場所のようです。

2日目に撮影した場所、集落内の路地裏で、私が立っている後方で主に撮影していました。COOLPIX P300(上下トリミング)
2日目に撮影した場所、集落内の路地裏で、私が立っている後方で主に撮影していました。COOLPIX P300(上下トリミング)
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2011年

10月

01日

9月30日沖縄(やんばる)からの報告です

南大東島の状況は、写真や内容がいろいろあって後日の報告とします。

南大東島を午前中の便で出発しますと、那覇空港には午後1時頃の到着となり、予約してあるレンタカーに乗り込み出発する時間は、午後2時近くです。今夜の宿は国頭村にある海山木(みやぎ)という民宿です。評判はいろいろありますが、個人的には静かで沖縄らしさがあって好きですね。

まずはともあれ最初の写真ですが、見事な手振れ写真(笑うしかない)です。薄暗い中、あわててシャッターを切り、設定も何にもあったものでなかったことだけはお断りしておきます。夕方ヤンバルクイナが国道の脇を歩いておりました。 

東村から国頭村に入ったあたりで合計3羽見ましたが、撮影できたのは1羽のみでした
東村から国頭村に入ったあたりで合計3羽見ましたが、撮影できたのは1羽のみでした

ハマヤマトを後回しにして、もっとまともな写真を載せろと言われそうですが、やんばるで撮影した蝶の写真を3枚載せておきます。引っ張ているわけでなく、整理ができないので本日はこれでご容赦ください。

なお、リュウキュウウラボシシジミは目撃だけで、撮影できませんでした。

2011年

9月

29日

沖縄の初日は、那覇からスタート

9月28日(水)の夕方、初めて利用するスカイマークで、セントレアから那覇空港へ出発です。往復料金は2万円チョットで、やはり格安ですね。もっとも南大東島の往復料金が3万円を超えていますので、なんだかなあというのが実感です。少し狭いとも思いますが、2時間程度のフライトですのであまり苦になりません。

那覇は毎年のように寄っており、今回のように9時過ぎになったのは初めてですが、それを差し引いても少し活気がないように感じました。予定していたお店が休みだったので、国際通りからちょっと入って遅い夕食をとりました。オリオンビールも飲んで、これも格安の夕食となりました。

乗客は約200人ほどで、ほぼ満席のスカイマークでした。男性の客室乗務員も初めての経験でしたが、女性客には受けがいいかもしれないですね。 COOLPIXP300(上下トリミング)
乗客は約200人ほどで、ほぼ満席のスカイマークでした。男性の客室乗務員も初めての経験でしたが、女性客には受けがいいかもしれないですね。 COOLPIXP300(上下トリミング)

宿泊先のホテルは、修学旅行生が朝食を独占しているため、7時半以降の朝食になるということで、弁当に替えてもらい、タクシーで末吉公園まで行って、朝飯前の撮影です。

駐車場からしばらく歩いていくと、沢山のウスキシロチョウが飛んでいます。まだ、7時前なので、動きもゆっくりです。羽化直後の個体も見られましたが、蚊に刺されながら1時間近く時間を使ってしまいました。

イワカワシジミでもいたらラッキーと思っていましたが、残念ながら見つけることはできませんでした。2時間ほどで、タテハモドキ、ツマベニチョウの雌雄、オキナワビロードセセリなど結構シャッターを切ることができました。普通種ばかりですが、南大東島までのつなぎの時間としては、十分に楽しむことができました。

肝心の南大東島は、どうだったか早くお話したいところですが、撮影枚数も多いので、明日以降に整理したいと思います。本日、自転車で廻った中では、パソコンを打っているこの場所から、100m以内にある路地裏というか駐車場の横というか、撮影意欲がわかない場所にたくさん飛んでいました。

2011年

9月

24日

秋分の日は、信州へミヤマシジミを撮りに行きました

実は、月曜日(9月19日)にも出かけたんですが、到着時間が遅く(単なる朝寝坊)、気温が高いのでまともに撮影できませんでした。能登のリベンジも頭をかすめましたが、ちょっと遠すぎます。

自宅から2時間ちょっとで行けるミヤマシジミとクロツバメシジミのポイントです。標高が600mほどなので、ミヤマシジミはこの時期が最後になると思います。クロツは10月にもう1回ピークがありそうです。

 

河原にあるコマツナギの花は終わっていますが、堤防のツメレンゲには花穂がついています。
河原にあるコマツナギの花は終わっていますが、堤防のツメレンゲには花穂がついています。

8時前に到着できましたので、やや肌寒いくらい、数日前とは空気が変わった感じです。到着するとミヤマシジミの雄が目に入りますがほとんど擦れています。たまにやや新鮮な個体がいるので、開翅を狙いますが、思ったように翅を開いてくれません。1時間近く粘って、E-5+EC-15+ZD50mm(マクロ)とD7000+85mmマクロを交互に手に持っての撮影で、歩留まりや見え方は慣れもありますがE-5、撮影の軽快さはトータル(軽さも含め)ではD7000でしょうか。

この後、1時間ほどE-5での飛翔写真なんですが、本当は高感度に強いD7000をこちらに当てるつもりが、試行錯誤しているうちにこんなスタイルになってしまいました。まだ完成の域にはほど遠いんですが、数日後には沖縄へ飛んでいますので、もう少し詰める必要があります。

帰ろうと思ったところで、E-5+シグマ150mmマクロの組み合わせでミヤマシジミを撮影したくなったので、ちょっと陽が高くなり開翅の撮影は厳しい中、1時間ほど頑張ってみました。

このレンズ、6月にボキッと折れて買い換えを検討していたんですが、メーカー(シグマ)に問い合わせたところ、15,000円程度で修理できますとのことで、外装も新しくなり、甦ってしまいました(笑い)。折れたときの驚きと修理代の安さのに二度びっくりしてしまいました。

 

いつも3枚止まりでしたが、今回は飛翔と静止3枚ずつ載せてみました。飛んでる写真は、トリミングなしです。 このレベルではプリントアウト(四つ切程度)はまだ無理ですが、もう少しレベルアップしたいと思っています。

似たようなミヤマシジミ雄の写真ばかりですが、今回撮り比べてみてカメラとレンズによる写真の違いは小さくないですね。D7000に組み合わせる望遠マクロについて悩みそうです。ボディーは3~4年ですが、レンズは10年以上使うのが前提になりますからね。

今年の大きな遠征として、春の宮古島、夏の熊本、秋の南大東島を計画しており、その最後となりますので、気合いを入れなくてはいけませんね。昨年は空台風?で雨が降らなかったため、島の草木がかなりダメージを受けたようですが、先日の台風では十分に雨が降ったみたいで、ちょっと安心しつつも心配なので、南大東島一泊(4日間)で出かけます。翔さんから詳細な情報を頂いていますので、あとは天気だけです。

2011年

9月

12日

9月第2週の週末は、能登半島まで出かけました

9月第1週の週末は、台風12号の襲来で紀伊半島南部を中心に大きな被害がありました。被災者の方々へ心からお見舞い申し上げます。

9月第2週は天候に恵まれ、絶好のお出かけ日和ですが、土曜日の午前中は、秋冬野菜の播種や定植を少しやり、タイヤが避けた自転車の修理のため、ホームセンターへ行きました。午後時間があったので、名古屋の某イベントに出かけ、知り合いがやっているブースを覗きながらあちこちで販売しているビールやお酒をいただきました。

その後、皆さんのお仕事が終了したようなので、大須の餃子やさんまで出かけました。2年ぶりくらいでしょうか。ビールをおいしくいただきながら、ラーメンならまだ入りそうということで、また少しだけビールをいただきました(連夜お疲れ様です)。初めてこの内容を見た人は、とても蝶のサイトとは思えないでしょうね。

このような状況のため、日曜日は遠出はムリかなあと思いながら午後7時頃帰途に着きましたが、そのまま寝てしまいました。

風呂に入ってから少し寝て目が覚めたところ、状態もよさそうなので(意味不明)能登半島まで出かけることとしました。

9月11日(日)の朝、本日は中部地方全体が晴れているようです。10年前の9.11の様子をテレビで見たのはまだ先日のような気もしますが、10年経ったんですね。

朝4時出発ですが、1ヶ月も前ならもう白み始めていたのにまだ真っ暗です。1時間半ほど走ったところで、軽い睡魔が訪れましたので、PAで迷わず仮眠です。30分ほど寝てから再出発しました。

9時過ぎに駐車場に到着すると、情報をいただいた見慣れた福井県ナンバーのSさんの車があります。後ほど会えるだろうと目的地に向かいましたが、途中で道を間違えたようで、散々藪近木をして疲労困憊、やっとの思いでポイントに着き、フラフラ歩いていると、私を呼ぶ声がします。当然声の主は一人しかいませんね。

目的のシルビアシジミは、パラパラ飛んでいるんですが、止まりそうな気配はありません。やむなく下手糞な飛翔写真を撮ることにしたところで、Sさんから交尾個体を見つけましたとの声、喜んで遠慮なく撮影させていただきました。

海をバックにシルビアシジミの交尾です2011.09.11石川県志賀町E-5+EC-20+ZD8mmF11(上下カット)
海をバックにシルビアシジミの交尾です2011.09.11石川県志賀町E-5+EC-20+ZD8mmF11(上下カット)

正味3時間弱ほど残暑の厳しい海岸でシルビアシジミを追いかけましたが、軽い熱中症の感じでよい写真など撮れるわけもなく、ギブアップとなりました。

それでも、嫌がるシルビアに魚眼レンズを向けて追い掛け回し、ピンボケ写真の山を築きながらもシャッターだけは切り続けました。最後の頃は頭が朦朧として、たまに出現するヤマトやツバメを追いかける始末で、本当に疲れました。帰りは何かおいしいものはないかといつもの意地汚い精神で何軒か回りましたが、これといったものはなく、やむなく海鮮丼を食して帰途に着きました(お疲れ様でした)。