2011年

8月

28日

8月最後の土曜日も信州方面へ

8月もいよいよ数日を残すのみですが、よい子の皆さんは、宿題終わってますよね。かく言う私、昔日の夏の終わりを想い起こしますと、憂鬱な日々が続いておりましたね。

宿題が山積みになっていて、何から手を付けたらよいかわからない状況でした(涙)。夏休みに入ると朝はラジオ体操、それが終わるとそもままタモを持って神社その他へお出かけという生活しかしていなかったような。まあ、よい子の皆さんは、このようなくだらないH.P.を見ることはないかと思いますが、そういうのを自業自得と言うんですよ。

日頃の心がけが悪いので、キベリタテハポイントに着いたものの、晴れ間はほんの一瞬で、午前中は待ちぼうけとなりました。気を取り直して他の蝶を目指して移動しました。

この時期、中津川では栗きんとんが出始めます。朝立ち寄った某有名和菓子店の写真などを貼っておきます。

中津川で栗きんとんのお店は何軒かありますが、妻もお気に入りのお店です
中津川で栗きんとんのお店は何軒かありますが、妻もお気に入りのお店です

うどん屋(信州なら蕎麦だろうという突っ込みもありそうですが)で腹ごしらえをして、車で走っておりますと春日井のSさんのお姿が目に入りました。さっそく情報交換をいたしましたが、まず、このような天気にキベリポイントに行くなどという筋の悪い行動をご指摘いただき、ごもっともと頷くばかりでございましたが、ゴマシジミの情報を頂き、さっそく撮影に???。

ワレモコウに変な姿で止まっていると思ったゴマシジミは、カニグモの一種(ガザミグモ?)に囚われの身となっております。何という悲劇でございましょう。このような希少種を捕食するなど・・・。でも、これが自然なのであります。軽傷なら手を貸すことも(本当はいけないと想ってはいますが)ありますが、すでに絶命のご様子なので、合掌するのみでございます。

折角なので、ちょっと寄り道をしてお菓子などを買おうとお店に寄ったところ、臨時休業の張り紙がしてありました。翔さんから情報を頂いておりましたミヤマシジミ&クロツのポイントへ着いたのは、午後4時過ぎですが、西の空を雷雲が覆っており、今にも雨が降り出しそうな中、ミヤマシジミはそこそこ見られましたが、クロツは端境期のようで見ることはできませんでした。ツメレンゲは沢山生えておりましたし、花補が伸び始めておりましたので、9月の中頃にもう一度来ることとしましょう。

2011年

8月

21日

お盆を過ぎた土日は、東海地方や信州方面も雨模様です

信州ではキベリタテハやムモンアカシジミなどがよい時期ですが、この土日は残念ながら荒れ模様で、蝶の写真撮影のための遠出はちょっと無理な感じです。

蝶の写真をデジタルで撮影するようになってから10年以上経過しましたが、そのほとんどをオリンパスのカメラで撮ってきました。昨年もE-5を導入したところですが、オリンパスだけで今後もやっていくのは難しい状況となってきましたので、ちょっと前からニコンやキヤノンの併用も考えていました。

私の周りではキヤノンのデジ一が多く、私自身も過去3回ほどキヤノンの導入を考えたことがあります。最初は20Dで2度目が50D、3回目が7Dです。300mmF4のレンズは比較的寄れますし、手ぶれ補正も付いていますが、3回とも導入を見合わせました。

今回、ニコンのD7000を導入することにしました。とりあえず、あまり評判のよくない85mmマクロとのセットですが、雨が止んだときに飛びだした庭のチョウを撮影してみました。予想どおりVRはほとんど意味がないようで、offでの撮影ですが、この組み合わせだと小型軽量でフォーカスもそこそこ早く、撮影そのものはテンポよく行うことができます。ニコンが実絞り表示のため、絞りを決めかねていますが、F5.6では少し被写界深度が浅いようです。

我が家に沢山生えているイヌビユですが、食べているのはシロオビノメイガくらいでしょうか。8月21日自宅
我が家に沢山生えているイヌビユですが、食べているのはシロオビノメイガくらいでしょうか。8月21日自宅

 

庭にはイヌビユが沢山生えています。来月の終わりには沖縄に出かける予定ですが、それまでに小型のシジミチョウがきれいに撮れるよう練習する必要がありそうです。

10分ほどしか撮影しなかったので、カメラの調子を掴むところまで達していませんが、次にどのようなレンズを導入しようか、いろいろ迷うこの時期が一番楽しいかもしれません。広角はしばらくオリンパスに任せるとして、蝶の撮影用に何本か用意することになるんでしょうね。

この時期になると遠出する機会が減り、自宅近くでチャバネセセリやイチモンジセセリの数が増えてきて、身近な蝶を撮影する機会が増えます。

2011年

8月

15日

8月13日(土)も木曽の高原へ出かけました

2化のチャマダラセセリを見に、木曽の高原へ出かけました。朝から午後2時過ぎまでで見かけたチャマは♂2♀1の3頭です。もしかすると、見落としがあったかもしれませんが、頑張っても倍見られたかどうかは疑問です。

信大の学生さんが、調査に来られており、幼虫を見つけてくださったので、撮影させていただきました。ピンぼけや手ぶれのオンパレードですが、何とか見られる写真を載せておきます。

ミツバツチグリ?を食べているチャマダラセセリのふ化直後の幼虫?でしょうか?
ミツバツチグリ?を食べているチャマダラセセリのふ化直後の幼虫?でしょうか?

2化のチャマ成虫とヤマキチョウが見られた酷暑の高原ですが、あたりにはキキョウを始め秋を彩る花が咲いており、秋の足音が確実に近づいています。

今回は、3枚の写真を選ぶのにあまり苦労しませんでした。沢山撮れても迷いますし、撮れないと掲載できませんしね。

 

暑さの中、お付き合いくださいました春日井市のSさん、どうもありがとうございました。

2011年

8月

10日

8月第1週の土日はやはり信州です

遠くの雲の間に霞んだ穂高連峰(槍ヶ岳は間違い、SEさんの指摘で訂正)が見えます。
遠くの雲の間に霞んだ穂高連峰(槍ヶ岳は間違い、SEさんの指摘で訂正)が見えます。

8月に入ると、ここ数年決まって木曽方面に出かけて、松本市奈川地区にある亀遊館という民宿に宿泊していますが、今年も例年通り行ってきました。

6日(土)は、先日の撮り残しと、あわよくば、他の種もいないかと考えて木曽町へ立ち寄りましたが、怪しげな二人連れを見ただけで終わりました。午後はひたすらヘリグロチャバネセセリばかり撮っておりました。

7日(日)は、朝食前と午後にかけて、5つの集落まわってゴマシジミを探しましたが、2頭見たのみでした。2日(火)はもう少し多く見られたので、採られてしまったのでしょう(採草地に踏み跡はたくさんありましたし、ワレモコウもいい感じ)。次週になれば新しい個体が現れることでしょう。

午前中、松本市のオオゴマ産地近くでコヒオドシなどを狙いましたが、陽が射してコヒオドシが出てくると、車やバイクが通り過ぎて飛び立ってしまうため、ほとんど撮影ができませんでした。

それにしても、国道で網を持って長いこと採集していたあなた?そんなにたくさん採らなくてもいいのに・・・。他の採集者の方々もお顔を拝見している限り、私よりちょっと上の60歳代と思われる人たちばかりですが、がんばっておられますね(他人のことを言っとるお前は何だと言われそう)。

ここに書けないような内容があり、少し凹んでいる私であります(少し投げやりですね)。

アカセセリの雌雄ですが、ビデオで撮ると面白かったかも、結局交尾は成立しませんでした。
アカセセリの雌雄ですが、ビデオで撮ると面白かったかも、結局交尾は成立しませんでした。

他にシータテハ、ベニヒカゲも見られましたが、撮影場所としてはどうも落ち着かない雰囲気があります。

2011年

8月

03日

8月2日は平日ですが、オオゴマシジミを見に行きました

7月最後の週末にオオゴマを見に行く予定でしたが、天気があまり良くないのと、ちょっと疲れも出ていたので、遠出を避けました。8月に入り、あまり遅くなるとオオゴマシジミは雌ばかりになってしまいます。ちょっと遅い感はあったんですが、松本市(今では広すぎ)まで出かけました。
オオゴマやゴマの時期になると、今年新しく羽化してくる蝶もあとわずかで、ハイシーズン終了間近となります。ムモンアカシジミ、キベリタテハとかベニヒカゲくらい?で、そろそろ終盤戦が近づいています。

撮影ポイントに着いたのは8時を過ぎていました。オオゴマシジミを見るだけなら急斜面を登る必要はないんですが、産卵や交尾を撮影するためには、かなり急な斜面を登る必要があります。一応熊よけの鈴もつけて、よじ登ります。斜面には一面カメバヒキオコシやクロバナヒキオコシが生えていますので、あまり踏みつぶさないよう(といっても無理かも)に登りますが、上の方ではすでにオオゴマシジミが数頭飛んでいます。明らかに大きな雌の方が多い感じですが、そこにやや擦れた雄がまとわりつきます。

オオゴマシジミ♀(上)を撮影していたら♂が飛んできて♀が飛び立ちました
オオゴマシジミ♀(上)を撮影していたら♂が飛んできて♀が飛び立ちました

昨年はカメバヒキオコシに産卵していた雌を撮影しましたが、今年はクロバナヒキオコシに産卵しています。産卵後の雌はゆっくりと翅を開く習性があるようで、翅表もしっかり撮影できました。予想通り、雄の撮影には、やや遅過ぎたようで、擦れた個体が多く、数も少ないようで、やはり、先週末に来なくてはいけませんでした(交尾済みの雌ばかり)。
1時間ほどで暗くなってしまったため、ほとんどの個体は樹上へと消えていきました。撮影を切り上げようと斜面を下りていると、京都のFさんが道を歩いています。やはり飛ばなくなったので、別の場所を探していたところのようです。産卵を撮影できる旨お伝えしたところ、脚立を使って斜面まで来ていただき、ずり落ちながらさらに斜面を登って撮影されていました。その後、かなり擦れてはいましたが、雄の開翅も撮れました(オオゴマシジミの写真はこちら)。

しばらくすると、雨が落ちそうになってきたので、もう少し南のゴマシジミやアカセセリを撮影するために移動、しばらく撮影した後、午後1時半を過ぎたところで、木曽町へホシチャバネセセリの撮影に向かいました。ホシチャも擦れた雄と新鮮な雌が数頭見られ、鮮度はともかく3か所で目的の蝶が撮影できたので、天気の割によい1日となりました。