愛知県内で、少なくなったヒメヒカゲ
かつて、愛知県下で広く棲息しており、尾張地方の湿地などでは比較的簡単に見られました。
詳しくはわかりませんが、1990年代から、急に少なくなったような気がします。
現在、愛知県内で確実に見られる場所は、数か所ではないかと思います。
棲息地では、まとまってみられる場所もありますので、急に絶滅することはないと思いますが、そろそろ環境をまるごと保全するような活動が必要かもしれません。
翅表はあまりきれいとはいえませんが、裏面は変化に富んでいます。
特に雄の羽化直後は、きれいです。
愛知県でも探せば見つかるオオヒカゲ
愛知県では6月中ごろから現れます。雑木林が残っている休耕田があるような場所を探せば見つかるかもしれません。以前よりは、やや増えているようです。
でも、見つけてからが大変です。人影に敏感ですし、薄暗いところへ逃げ込むので、服装は完全防備で長靴に望遠レンズ、三脚まで持って蒸し暑いなか、オオヒカゲを追いかけるのは本当に大変です。そんな場所には嫌いな蛇も多いです。
8月になっても見られますが、できるだけ新鮮なやつを撮りたいです。
本当に少なくなっている?クロヒカゲモドキ
長野県では、見つけるのも大変なようですが、愛知県では、何とか見ることはできるようです。
岡崎市では、いまのところ撮影できますが、いつまで見られることでしょう。
大きな夏型が魅力のモンキアゲハ
この蝶が飛び回る様は力強く、南の方の蝶を連想させるので、好きです。
知多半島ではミカン栽培が多いので、比較的よく見られる蝶です。
春型が好きなカラスアゲハ
小学生の頃は、カラスアゲハを見るとワクワクしたものです。
やはり春型が美しいですよね。
地元でも見られるミカドアゲハ
ミカドアゲハは近所では見られない蝶でしたが、数年前から常滑市の神社で、5月中旬頃からよく観察されるようになりました。
一説では、放蝶されたとのことですが、オガタマが多い神社のため、現在では定着しているようです。
照葉樹林帯の代表ヒサマツミドリシジミとキリシマミドリシジミ
これらの蝶を撮影する場合には、ヤマビルとの遭遇を覚悟しなければいけません。
運良く会わないこともありますが、間一髪で逃れたことが多いですね。