9月に入ってから、撮影に出かけていませんね

G9+MZD40-150pro(1.4テレコン)、Colias palaeno♀ミヤマモンキチョウ立山町2021.07.23

9月に入ってから、ほぼ蝶の撮影には出かけていない。計画時点では九州南部のタイワンツバメシジミなどを撮りに出かける予定だったが、いろいろあって取りやめることとした。こうなると、どうしてもテンションが上がらないこともあって、近場の撮影にも力が入らない。まあ、今年撮影した写真からパラパラ出していくぐらいだが、そうネタがあるわけでもなく、こんな感じで来年まで持つかなあと思いながらも久しぶりに更新している。

G9+MZD40-150pro(1.4テレコン)、Colias palaeno♀ミヤマモンキチョウに求愛行動をするColias erate♂モンキチョウ、立山町、2021.07.23

まあ、暇になったからではないが、相変わらずコーヒーの焙煎を続けている。1年前に比べて購入する豆が少しずつ変わってきている。全体としては、より高価な豆へシフトし、産地や標高、品種や処理方法などに拘ると完全な沼である。

ちょっと前はコロンビアのピンクブルボン、最近だとエチオピアであるが、エチオピアは零細農家が多い中でそれぞれの輸入業者がいろいろなプレミアムコーヒーを扱っているため、何が何だか本当のところはわからないし、わかってもマイクロロットの場合には同じものが再度手に入ることはまずないので、意味がないかもしれない。

さて、エチオピアも十数種類は飲んだのである程度のことはわかってきたが、同じ業者であれば、価格と味はパラレルになるかと言えばそうでもない。何を求めるかでも違ってくるが零細農家から出てくるもののほとんどが在来種(原種)と呼ばれている生豆である。一部に大きな農場のものが手に入り、品種も限定されているケースがある。これに、水洗式とナチュラルと呼ばれる果皮や果肉を残して乾燥する手法や嫌気性発酵などの手法も取り入れられて複雑化している。要は物理的手法も含め、発酵、洗浄、乾燥という手段を取り入れながら、果皮と果肉を剥がして中の種子だけを取り出すわけだが、手法の違いによって酸や香りなどが異なった豆となるので沼なのである。

エチオピアの場合には、74110とか74112、ケニアならSL28あたりが好みであるような感じになってきたが、未知の領域はさらに奥へと続いているようで、どこまで踏み込むかということのようだ。手っ取り早くCOEの豆だけを飲むのも一つの方法ではあるが、対価としては高すぎるように思う。

品種も実に多く、ティピカ、ブルボンというようなアラビカ種の基本もあれば、カツーラ、カツアイ、パカマラ、ムンドノーボなど地域性のある品種や、ゲシャ、ジャバ、タビ、ピンクブルボンなどの酸味が特徴な豆もある。日本では比較的馴染みのある産地のケニアとインドネシアあたりの豆をもう少し試したいと考えている。