2021年晩夏、信州の高原にて

D500+200mmマイクロ、Gonepteryx maxima♂ヤマキチョウ、木曽町、2021.08.22

同上

同上

これぞバタフライ(Butterfly)、この色を見れば、説明は不要であろう。最近では信州の高原でも、なかなか見かけなくなっている蝶である。下に雌を掲載するが、やはり雄がいいなあと思うのは私だけ。

D500+200mmマイクロ、Gonepteryx maxima♀ヤマキチョウ、木曽町、2021.08.22

ラッキーなことに、短時間の滞在で雌雄が撮影できた。狙って撮影に出かけても、なかなか雌雄両方は難しくなっている蝶である。

D500+200mmマイクロ、Shirozua janasi♀ムモンアカシジミ、木曽町、2021.08.22

この時期に被写体として耐えられるムモンアカシジミが見られるとは思っていなかった。少し翅を開いた瞬間もあったが、撮影できず吸蜜をゆっくり撮影した。

D500+200mmマイクロ、Nymphalis antiopaキベリタテハ、木曽町、2021.08.22

同上

D500+200mmマイクロ、Polygonia c-albumシータテハ、木曽町、2021.08.22

D500+200mmマイクロ、Nymphalis vaualbumエルタテハ、木曽町、2021.08.22

晩夏の高原を彩るタテハの仲間、今年はキベリタテハの当たり年のようであるが、私はこの一頭だけで十分である。

シータテハ(Cタテハ)にエルタテハ(Lタテハ)で、まあ、安直な名前の付け方である。

D500+200mmマイクロ、Zophoessa callipterisヒメキマダラヒカゲ、木曽町、2021.08.22

D500+200mmマイクロ、Kirinia fentoni♀キマダラモドキ、木曽町、2021.08.22

上がヒメキマダラヒカゲで、夏の高原では普通種で、どこでも見られる。下はキマダラモドキで観られるとちょっと嬉しい。鮮度を求める時期ではないのでしょうがないが、翅が破れていないだけでも良しとしなければ。

D500+200mmマイクロ、Phengaris teleius♂ゴマシジミ、木曽町、2021.08.22

D500+200mmマイクロ、Phengaris teleius♀ゴマシジミ、木曽町、2021.08.22

最後はゴマシジミの産卵、来年に向けての写真を最後としてこの日の撮影を終えた。昼前にはほとんどの撮影を終了したので、非常に効率の良い撮影であったがこのような撮影ばかりではない。一日粘って、成果がない日が何日も続くこともある。

蝶友からの潤沢な情報があり、ピンポイントの情報も多く効率よく撮影できている。タテハやジャノメに至っては、前日トラップ液を作る予定で準備していたのだが、トラップ液を撒いてもらって撮影、ただただ感謝しかない。蝶友は撮影の後半にトラップ液がなくなってしまったようで、ちょっと申し訳なく思った。次回はちゃんと準備しよう。

これ以外にも多くの蝶を撮影した。高速道路を使って3時間程度の撮影場所だが、あと何年くらい出かけられるか?10年、15年くらいは行きたいなあ。