沖縄本島の撮影3日目

何とも残念なPithecops corvus ryukyuensis(リュウキュウウラボシシジミ)♂?

D500+100mmマクロプラナー、東村、2019.10.27

撮影3日目(10/27)は朝から雨模様、予定どおり東村のリュウキュウウラボシシジミの撮影に向かった。8時過ぎに到着したのだが、日が射す様子もなくいろいろ見てまわるだけの時間が過ぎ、9時半頃からやっと見られるようになったが、どうも鮮度が悪い。いきなり飛翔写真を撮影し始めたので、もう少しましな個体もいたが、これは午後に撮影した個体で、ただ残念というしかない。

リュウキュウウラボシシジミ♀?の飛翔だが、鮮度だけでない何かが足らない

G9pro+G 20mm / F1.7 II 、東村、2019.10.27

同上

同上

このような白い花に吸蜜に来るときは、シャッターチャンスだ。もちろんノーファインダーで撮影するが、一瞬動きが遅くなるので撮影しやすい。雌のような感じだが、かなり傷んでおり、雄の撮影時期としては、2~3週間くらい遅いのではと思われる。やはり予定どおり10月の前半に来れば良かったと思うのだが、それは結果論である。

G9proの飛翔撮影用のレンズとして、通常MZD17mmF1.8を使用することが多いのだが、シジミチョウでも小さな部類に入るリュウキュウウラボシシジミくらいの大きさだと、ちょっと撮影倍率が足らない。MZD12-40proを使えばよいのだが、やや大きいことと、ズームの固定がうまくいかなかったりで、思ったように撮影できない。レンズ前に比較的大きなLEDリングライトをつけているので、全体の重量も半端ではない。

今回はLUMIX G 20mm / F1.7 II ASPH.を装着して撮影に臨んだのだが、もう少し鮮度が良ければ良かったのになあということ、最短距離に合わせて連写をすれば何とかなるかという感触を得られた。

国頭村では全く見ることができず、東村で見られた唯一のYpthima riukiuana♀(リュウキュウウラナミジャノメ)D500+100mmマクロプラナー、東村、2019.10.27

ランチにいつも立ち寄るヒロコーヒーであるが、この日はちょっと離れた場所に出店していたので、そちらでコーヒーだけいただいた。沖縄らしいスローフーズを提供する店がいくつか出ていたが、このような方々と戯れる気持ちは今のところない。

3日目の夜は、いつもの名護の安いホテルに泊まり、宝鮨でビールと泡盛を飲みながらグルクンのお寿司と刺身をいただき、大将と隣のお客さんとたわいもないお話をしながら短い沖縄の旅を終えたのである。

今回の機材の選択はそれなりに良かったと思う。もう1回沖縄の撮影を振り返って終わりとしよう。