沖縄本島で撮影2日目

新鮮なKallima inachus eucercaコノハチョウ♂の半開翅

G9pro+MZD40-150pro、本部町、2019.10.26

ここ、15年以上ほぼ毎年撮影に出かけている沖縄本島である。特にこの蝶を撮影したいという種もなければ、いわゆる晴れの撮影でもない。ほぼ年中行事のように訪れて、名護で寿司を食べ、沖縄料理を味わい泡盛を飲んで帰ってくる。

今回は友人から教えてもらったトラップ液を試して見ることも一つの目的であった。この液にコノハチョウだけは、テリ張りタイムにかかわらず雌雄4~5頭ほどが誘引され、ゆっくり撮影することが出来た。ほとんどがボロの雄だったが、上の個体は比較的新鮮で被写体としては十分と思われる。

コノハチョウ♀の開翅で、後翅の傷みさえなければ、雌雄ともほぼ完璧な撮影となったかもしれない。いや、次回にもっと良い写真が撮れる可能性を残したので良しとしよう。

G9pro+MZD40-150pro、本部町、2019.10.26

トラップ液に引き寄せられたDichorragia nesimachus okinawaensis♀?

G9pro+MZD40-150pro、本部町、2019.10.26

G9の静止画であるが、このくらいの大きさ(中型)の蝶であれば1~2m位で十分な大きさに撮影できるし、ストレスもなく撮影できる。3mくらいまでの撮影なら問題ない。

さて、今回の撮影では、スロービデオにも時間を割いた。トラップ液でコノハチョウが結構集まったので、その中から傷みの少ない個体を選んでビデオ撮影した。180fpsで撮影して30fpsで再生するので、6倍のスロービデオとなる。経験的に大体3~5秒程度撮影するのが良い感じなので、それくらいでオンオフを繰り返して撮影する。以下にコノハチョウをビデオ撮影した画像を貼っておく。

G9proは、上のようなスロービデオの撮影にも有効なカメラだ。静止写真を撮りながらビデオに切り替えるのはそんなに手間でないが、AFが使えないのはかなり痛い。

まだビデオ撮影に関しては初心者であり、今後の伸び代もあると思うが、撮影した後に再生して確認するだけでも結構な手間なのだ。

次回は、小型の蝶の近接飛翔写真を紹介することとしよう。