毎年、恒例の沖縄行き

シュクシャと思われる蕾に置きピンして、飛来したシロウラナミシジミ♀を撮影した。

D500+300mmF4VR、Jamides aecto 、本部町、2019.10.28

まずは、首里城が全焼してしまったことは、誠に残念であり、一日も早く再建できることを期待しております。

 

本当は10月初めに行くつもりだったのが、いろいろな用事が出来てしまい、結局10月下旬にやっと出かけることが出来た。10月に入ると本州での撮影はボチボチ続けているものの、まとまった蝶の撮影機会がなくなってしまう。特にこれを狙って撮影したいという思いではなく、来年のシーズンインまでに何を用意しなければいけないのかとか、今ある機材でどこまで撮れるかなどを確認していく過程が大切だと考えている。

シロウラナミシジミが沖縄本島北部で見られるようになったという噂は聞いていたのだが、最終日、もう撮影を終えようと帰り支度を始めたときに、目の前に現れたときは、やっぱりいるんだという驚きとともにかなりドキドキしながらシャッターを切った。一時的な発生かもしれないが、島のあちこちでシュクシャと思われる花を見ているので、西表島→石垣島→沖縄本島へとここ数年で分布を拡大したのかもしれない。

同上

同上

D500+300mmF4VRは良い機材である。遠い被写体をパッと撮影するにはレスポンスだけではなく、見やすさだけでもなく、道具としての良さがないと難しい。私的にはミラーレスでは、まだ達成できないレベルに感じる。

しかし、ミラーレスの良いところもある。システムが軽いだけではなく、撮像素子の大きさに関係なくレンズ設計が新しいことや、拡大機能によるピントの追い込みも使いやすく、その他の機能も含め今後もさらなる改善が期待できそうである。

今回、見る機会が多い割に撮影機会が少なかったナガサキアゲハ♀。

D500+300mmF4VR+テレコン、Papilio memnom、本部町、2019.10.26

同上

この時期、もう少しナガサキアゲハ♀の白い個体を撮影できると思ったが、思うように撮影できなかった。ボロの個体だったりタイミングを外したり、いろいろあってもっと撮影できたはずなのだが、コーヒーを飲みに行ったり、お菓子やその他のこともあって、蝶の撮影100%ではないので仕方ない。

とりあえずは狙ったショットなのだが、この個体だって、満足できるレベルではない。もっとキレイなのいたのになあと思う。

14時を過ぎる頃になると、今帰仁村にある山の頂上でテリ張りをするスミナガシ♂

D500+300mmF4VR+テレコン、Dichorragia nesimachus okinawaensis、2019.10.26

沖縄本島にいるスミナガシは、九州以北に棲息するものとは別亜種とされている。私にはどこがどう違うのか良くわからないが、今度ゆっくり観察してみたい。

今回の撮影では、D500も持って行ったが出来るだけG9proを使用した撮影を心掛けた。ミラーレスの2台体勢で撮影できれば、持ち歩く機材を減らすことが出来るからだ。写りに関してはレンズ次第ということで、何とかなるのだが、ちょっと遠目で俊敏な動きをする蝶には一眼レフが勝っているように思う。単なる慣れなのかとも思うが、それだけではなさそうな感じだ(ちょっと説明しにくい)。バッテリーの持ちは何ともならないレベルの差がある。

D810の入れ替えも毎年検討しているものの、劇的に写真が変わるとも思えない。それ以前にやることは沢山あるのだが、とりあえず、モンゴルの写真と今回の沖縄の撮影結果をボチボチ整理しながら来年にそなえようと思う。ブログの更新は月1回くらいはできるだろう。