バヤンチャンドマンのチョウたちⅡ

このような新鮮なコウアンチャマダラセセリを撮影するためには、ピッタリの時期だった。

D810+200mmマイクロ、Muchampis cribrellum、バヤンチャンドマン、2018.06.11

バヤンチャンドマンはセレンゲ県に向かう6月9日の午前中とウランバートルに戻る6月11日の午後のわずかな時間に撮影したもので、じっくりと撮影すれば、もっと多くのチョウたちを見ることができたと思う。

特にOines属は、ちょっと環境が変わると見られる種が変わるようで、今回はnannaのみを掲載したが、じっくり撮影すれば3~4種は見つかるはずだし、はっきりしない種の掲載を見合わせた。このあたりはテレルジでの撮影でゆっくり説明したい。同定に難儀したのはErebia属、Clossiana属、Melitaea属などに関しても同様で、今後掲載種の中にも誤同定がかなり含まれることをご容赦願いたい。

はっきり断言できないが、シラホシチャマダラセセリ♂のようだ。

D810+200mmマイクロ、Spialia orbifer、バヤンチャンドマン、2018.06.11

シロオビヒメヒカゲは普通種ではあるが、新鮮な個体は綺麗だと思う。

D810+200mmマイクロ、Spialia orbifer、バヤンチャンドマン、2018.06.09

この時期のキイロモンヒカゲは新鮮で、前翅にある大きな眼状紋が美しい。

D810+200mmマイクロ、 Erebia cyclopius、バヤンチャンドマン、2018.06.09

同上

結構敏感で近づくのが難しく、翅表を撮影できなかったのが残念なキイロヒカゲ。

D810+200mmマイクロ、Erebia emblaバヤンチャンドマン、2018.06.11

ベニヒカゲは他にeddaとmedusaが同じような場所で見られるが、目視でも違いがわかるので、区別は出来る。

吸蜜に来たカンキョウタカネヒカゲを撮影した(写真を入れ替えの上、種名訂正)。

バヤンチャンドマン、Oeneis urda、バヤンチャンドマン、2018.06.09

ナンナタカネヒカゲ♀を撮影したが、区別は難しい。

D810+200mmマイクロ、Oeneis nanna、バヤンチャンドマン、2018.06.09

タカネヒカゲは、同じ場所でよく似た種が他に3種いて、撮影時に区別することは難しい。

D810+200mmマイクロ、カラフトヒョウモンモドキEuphydryas ichnea、バヤンチャンドマン、2018.06.09

D810+200mmマイクロ、クロテンヒョウモンモドキMelitae cinxia、バヤンチャンドマン、2018.06.09

D810+200mmマイクロ、ミヤマヒョウモンClossiana euphrosyne、バヤンチャンドマン、2018.06.09

D810+200mmマイクロ、チビヒョウモンClossiana selenie、バヤンチャンドマン、2018.06.09

バヤンチャンドマンのチョウの紹介は、今回を含めて2回で終わることとする。気になる写真もあったが、1回目に紹介したミドリコツバメに時間を取られ、他の種に関しては狙いがはっきりしないまま、目の前のチョウにカメラを向けるという感じの撮影だった。

ベニヒカゲは他にeddaとmedusaが同じような場所で見られるが、目視でも違いがわかるので、区別は出来る。しかしながら、タカネヒカゲは、同じ場所でよく似た種が他に3種いて、撮影時に区別することは難しい

再度しっかりと時間をかけて、撮影し直したいと思っている。