やや乾燥した草原で吸蜜するColias hyare(セイヨウモンキチョウ)
D500+300mmF4VR、奥テレルジ、2018.06.14
テレルジ川を渡って、さらに北上していくと、家畜の放牧はやや少なくなり、草丈はそれほど高くないが草地が広がっている。崖やガレ場も散見されるようになり、今回の目的の一つであるテネディウスウスバを待ったが、姿を見ることはできずにこの日を終えた。日程が詰まってきたため、一日だけの撮影であったが、この地で目的の蝶を撮影するためには数日を要するのかもしれない。
やや草丈の高い草原で吸蜜するColias heos(ベニモンキチョウ)
D500+300mmF4VR、奥テレルジ、2018.06.14
草原の中を追いかけるとすぐに見失ってしまうOeneis tarpeia(タルペイタカネヒカゲ)
D500+300mmF4VR、奥テレルジ、2018.06.14
翅表がややオレンジかかったOeneis tarpeia(タルペイタカネヒカゲ)が多く見られた。
D500+300mmF4VR、♂、奥テレルジ、2018.06.14(上記と同じ個体と思われる)
草むらの中を追いかけて、停まる直後にちょっとだけ開翅する瞬間のOeneis tarpeia
D500+300mmF4VR、タルペイタカネヒカゲ♀、奥テレルジ、2018.06.14
上記と同じ個体
同じような草原の中にも違うOeneis urdaと思われる個体も棲息するようだ。
D500+300mmF4VR、カンキョウタカネヒカゲ、奥テレルジ、2018.06.14
このように木に停まってくれれば、判別は付くのだがOeneis urda
D500+300mmF4VR、カンキョウタカネヒカゲ、奥テレルジ、2018.06.14
シジミの仲間はあまりいないのだが、ガレ場にはTongeia fischeri(クロツバメシジミ)
D500+300mmF4VR、奥テレルジ、2018.06.14
D500+300mmF4VR、Cupido minimus♂(コマシジミ)、奥テレルジ、2018.06.14
タカネヒカゲ類の同定に手間取ってしまった。しっかり撮影することが困難な個体を写真のみで同定することは難しい。撮影しているときに場所や時期、環境などを考慮してある程度確認しながらの撮影が必要であり、そのようなレベルになるためには、もう少し時間がかかりそうである。今回、はっきりしないものは掲載を見合わせた。
さて、モンゴルの蝶もあと1回となってしまった。同定間違いもあるようなので、再度確認する作業が必要だが、今年のモンゴル行きの決定も急がねばならない。