テレルジ(山寺)での撮影

雌に求愛をしているアムールモンキチョウ♂、翅表を撮影するにはこの方法が一番簡単

D500+300mmF4VR、Colias tyche、テレルジ、2018.06.12

モンゴルの草原の多くは、家畜(羊や山羊など)の放牧圧で草丈が低く、花もほとんど咲いていないのでチョウは少ないが、家畜を入れない場所では蝶が多く見られる。数年前に訪れたときは、テレルジでもそのような場所が多く見られたが、ここ2年くらいは多くの場所で家畜(特に牛)が放牧されている。この山寺は家畜がほとんど入っていない貴重な場所である。

日本のモンキチョウとほとんど区別できないセイヨウモンキチョウの交尾も見られた。

D500+300mmF4VR、Colias hyale、テレルジ、2018.06.12

吸蜜しているヒメチャマダラセセリ♂も撮影出来たが、チョット鮮度が残念。

D500+300mmF4VR、Pyrgus malvae、テレルジ、2018.06.12

コウアンチャマも少しスレ気味、陽当たりがよいせいか、バヤンチャンドマンより標高は高いのに季節は進んでいるように思う。

D500+300mmF4VR、Muchampis cribrellum、テレルジ、2018.06.12

コキマダラセセリに似ているが、ニセコキマダラセセリのようだ。

D500+300mmF4VR、Ochlodes sylvanus、テレルジ、2018.06.12

 

吸蜜にきたコンマセセリ♂、下記に直前に裏面を撮影した同個体の写真を掲載した。

D500+300mmF4VR、Hesperia comma、テレルジ、2018.06.12

上と同個体

ダイオウの上で開翅するダイオウベニシジミ♀

D500+300mmF4VR、Lycaena violacea、テレルジ、2018.06.12

こちらは同じくダイオウの葉の上で開翅するダイオウベニシジミ♂

D500+300mmF4VR、Lycaena violacea、テレルジ、2018.06.12

 

かなり青い感じがするジョウザンシジミ♂、いい感じですね。

D500+300mmF4VR、Scolitantides orion、テレルジ、2018.06.12

カノコソウの仲間と思われる花に吸蜜に来たクロツバメシジミ、鮮度が今一D500+300mmF4VR、Tongeia fischeri、テレルジ、2018.06.12

大型のシシジミチョウのアムールウスルリシジミ♂、鮮度が今一

D500+300mmF4VR、Polyonmatus amandus、テレルジ、2018.06.12

同上

日本で見るアサマシジミ♂よりさらに青鱗が薄いね。

D500+300mmF4VR、Plebejus idas、テレルジ、2018.06.12

日本では見られないタイプのヒョウモンモドキなので、区別は容易?ラトニゲーナ♂

D500+300mmF4VR、Melitaea latonigena、テレルジ、2018.06.12

コヒョウモンモドキ♂の違いが未だに不明?キタコヒョウモンモドキ♂

D500+300mmF4VR、Melitaea athalia、テレルジ、2018.06.12

カンキョウタカネヒカゲだけは何とか区別がつきそう?

D500+300mmF4VR、Oeneis urda、テレルジ、2018.06.12

ステップベニヒカゲは日本にはいないので、新鮮な個体?にカメラを向けてしまうD500+300mmF4VR、Erebia medusa♂、テレルジ、2018.06.12

キイロモンヒカゲは、大きめで眼状紋が一つだが、インパクトは強い。D500+300mmF4VR、Erebia cyclopius♂、テレルジ、2018.06.12

他の場所で見られたチョウたちの再登場も多いが、ご容赦願いたい。同じチョウでも異なる場所での撮影は、記録としても重要なのでやむを得ない。半日程度の撮影で切り上げたが、丸一日かけて撮影すべきかもしれない。

この寺は、広い地域で良い環境が残っており、チョウの撮影に好適な場所である。昨年(2017年)は、新鮮なオオアカボシウスバシロチョウも撮影できており、再訪するときは、もう少し奥まで入って撮影したいと考えている。