リュウキュウウラナミジャノメの撮影

東村の北にある国頭村には、比較的リュウキュウウラナミジャノメが多く見られる。

D500+300mmVR、♀、2018.10.07

リュウキュウウラナミジャノメは、本島北部と一部の島興にしかいないチョウである。新鮮な個体が飛んでいるとき、後翅裏面の白い帯がはっきり見えて美しい。

この時期は第3化と思うのだが、図鑑では年2化の記載が多い。台風の影響か裏面はともかく翅表のキズは結構目立つ個体が多かった。とはいえ、今回見たのは本部半島で2頭と国頭村の4頭のみ、もっと丁寧に探せば見つけられるのだろうが、数を見たければもう少し後かもしれない。

林道へ入る場所の多くに大きなゲートが設置されて、車を寄せ付けない。東村の米軍基地に近いことも影響しているのかもしれない。基地問題は繊細かつ微妙な要素があるので、言及を避けるが、開発を逃れたので多くのチョウが残ったことも事実。しかしながら、本土に比べてあまりにも広大であることは、間違いない。未だに前の戦争を引きずっているし戦争の傷跡が大きいことについても、改めて考えさせられる。

今回、帰路につく際、翁長前知事の県民葬会場の近くを通り、多くの方々が参列していました。改めてご冥福をお祈りいたします。

また、故中村文子さんの活動に関しては、決して忘れてはいけないと感じています。

上記と同じ個体、ちょっと緑被りがあるものの、それなりに雰囲気はある。

DC-G9+40-150pro(焦点距離が短いため、ボケは少ない)

上と同じ個体、D-500+300mmVR

同じく上と同じ個体、DC-G9+40-150pro

上のように並べると、うーん、まだちょっとかなあと感じる。好みの部分もあるので、何とも言えないが、十分に許容範囲か。

八重岳で撮影したリュウキュウウラナミジャノメ♂、以下2枚は連続したショット。

D500+300mmF4VR、2018.10.06

午前中に慌ただしく撮影してから、ヒロコーヒー園でサンドイッチとストロングコーヒーをいただき、コーヒー豆も購入して午前中は終了。東村安江で先代のお父さんから20年以上コーヒー園を経営しており、近くに来るときは必ず立ち寄るようにしている。数年前の塩害により大きな被害があり、現在一割程度しか沖縄の豆は入っていないが、今回の台風24号でも塩害があったようで、来年以降の結実が心配である。

ついでに、名護市内で見つけた小さなコーヒーショップを紹介しよう。名護公設市場の北側にある小さなお店だ。

名護の寂れた繁華街とこれらの小さなショップへ立ち寄ることも、楽しみの一つ。事情が許す限り毎年訪ねたいと思っている。那覇の繁華街はどうも落ち着かない。