8月の撮影抜粋

高原の林道へキベリタテハの撮影に出かけました。申し合わせたわけではないのですが、撮影仲間お二人とこの個体を囲んで、しばし撮影会となりました。ビニール傘で半日陰を作ってもらいながらの撮影でしたが、シャッターを切った割に満足いく写真が撮れません。

D500+300mmF4VR、キベリタテハ、木曽町、2018.08.26

8月に撮影に出かけた日数は、10日ほど、その割にこれといった写真もなく、記録にはなるものの記憶に残る撮影機会はありません。まあ、撮影時期のピークが過ぎており、心躍る内容がないのは仕方ないとして、もう少しモチベーションをしっかり持たないと、流された写真ばかりになってしまいます。

いろいろ試みてはいるのですが、いろんなことがうまくいかないというか、気が乗らないというか、炎天下の中、心はすっかり秋めいているのかもしれませんね。

静止画を撮影するついでに、スロービデオ(6倍速)の撮影を行いました。オリンパスと比較しながら、最終的にDC-G9を導入したのは、そのためですからね。稚拙な撮影ですが興味のある方はこちらをクリックしてください。今春、沖縄で撮影したものも、いずれ公開したいと考えています。

上と同じ個体の裏面の写真をしっかりと撮影してみました。翅表は少し傷みが見られましたが、翅がまだ柔らかい感じで、腹部も膨らんでいます。たぶん羽化直後なのでしょう。

D500+300mmF4VR、キベリタテハ、木曽町、2018.08.26

この場所ではこの一頭のみ、ワレモコウに来たところを逆光で撮影、特に意識したわけではないのですが、翅表の撮影はうまくいかなくて、こんな画像となってしまいました。

D500+300mmF4VR、ゴマシジミ♀?、木曽町、2018.08.26

こんな場所にワレモコウが残っていることを、私の節穴の目ではわかりませんが、この小さな雄はわかるんですね。翅表は比較的青そうでしたが、撮影機会には恵まれませんでした。

D500+300mmF4VR、ゴマシジミ♂7、木曽町、2018.08.26

上記のゴマシジミは、キベリタテハ撮影のついでにちょっと立ち寄ったものですが、事前の情報どおり、かなり厳しい状況です。来年以降も引き続き見られることを祈っています。

次は4日ほど出かけた紀伊半島での撮影です。

薄暗い中、ルーミスシジミは静かに佇んでいました。何とか飛翔を撮影しようと試みたのですが、妙に敏感で近づけないか、木を揺すっても飛ばないとか思い通りにはなりません。

DC-G9+40-150pro+、ルーミスシジミ、熊野市、2018.08.14

上の写真もそうですが、あまり気温が高くないと、川床まで降りてこずにイチイガシに執着します。何とか見つけて、静かにシャッターを切ることしかできません。チャレンジはまだまだ続きます。

DC-G9+40-150pro+、ルーミスシジミ、熊野市、2018.08.19

本命の蝶は炎天下の中でどこにいるのかもわからないまま、今年もこんな迷蝶が見られました。今年の秋もあちこちで見られそうで何よりです。

D500+70-200mmF4VR、クロマダラソテツシジミ♂、白浜町、2018.08.18

上と同個体、D500+70-200mmF4VR、クロマダラソテツシジミ♂、白浜町、2018.08.18

9月も引き続き撮影に出かけていますが、そろそろ、南の島へ行く予定を立てはじめています。やはり八重山がいいですよねえ。