ゴマシジミとオオゴマシジミの撮影

今年のオオゴマシジミやゴマシジミの発生は早く、7月下旬の撮影となった。例年なら、8月に入ってからの撮影となるのだが、今年はこの時期まで異常に早い蝶の発生が続いた。

D500+200mmマイクロ、ゴマシジミ♂、木曽町、2018.07.28

ゴマシジミの撮影は、例年8月に入ってから出かけることが多いのですが、今年は7月28日(土)に行ってみたら出ていたという感じでした。羽化直後と思われるゴマシジミ♂は、なかなか開翅しないので、今日は無理かと思った11時過ぎに突然開翅したため、アングルが良くなかったものの、撮影できただけでも運がよいと思わなければいけませんね。

雨上がり、羽化直後と思われるゴマシジミ♂の小さな個体、あまり飛ばず良い被写体となってくれたが、開くことはなかった。D500+200mmマイクロ、木曽町、2018.07.28

合計3トウノゴマシジミ♂を確認したが、多くはこのように吸蜜ばかりだった。

D500+200mmマイクロ、木曽町、2018.07.28

8月1日(水)に再訪した際に開翅したゴマシジミ♂、SS を1/3200秒に設定したままの撮影でいろんな意味で不満の残る画像となった。

D500+200mmマイクロ、木曽町、2018.08.01

ススキの影が少しだけ前翅にかかってしまった残念な画像、上の個体とは違うようだ。

D500+200mmマイクロ、木曽町、2018.07.28

 

オオゴマシジミは、産卵作物であるカメバヒキオコシやクロバナヒキオコシの開花が標高の高いところから始まる?ことから、発生も標高の高い場所から始まるようで、この場所(標高が1400m以上)では、7月22日(日)に行ってみたら発生していたという状況であった。

薄暗い谷沿いの一角にヒヨドリバナが咲いて吸蜜に来ていたが、一瞬翅を開いた。

D500+300mmF4VR、立山町、2018.07.22

上と同じ個体がヒヨドリバナで吸蜜をしているときに、別のオオゴマシジミ♂が絡んだ瞬間、ssが遅いのが残念。D500+300mmF4VR、立山町、2018.07.22

植物名はわからないが、シソ科の小さな花にも吸蜜に来たオオゴマシジミ♂。

D500+300mmF4VR、立山町、2018.07.22

ゴマシジミの撮影は、8月1日(水)が最後で、とんでもなく早い時期の撮影終了となったわけで、写真としては満足できるかと言われればそうではなく、また来年撮影し直すこととなります。この3日間の撮影では、それぞれ異なる撮影仲間との二人だけの撮影となりました。多くの撮影者と一緒の撮影はそれなりに楽しいですが、どうしても撮影に集中しにくいですね。気心の知れた仲間との撮影だと気持ち的にも楽で、ちょっとしたおしゃべりの中でも、集中して撮影できます。このような撮影ポイントと、撮影仲間がいることに感謝です。

今後、しばらくはモンゴルで撮影したチョウたちの紹介をしながら、今年の撮影を続けて行くこととなります。私的には、撮影のハイシーズンは終了です。