ジョウザンミドリシジミの撮影

この日は、朝からピーカンでジョウザンミドリシジミ♂の開翅を撮影するにはあまり条件は良くありません。D500+マクロプラナー100mm(スポット測光、露出補正-0.7)、乗鞍高原、2018.07.14

ジョウザンミドリシジミは、山地性の蝶ではありますが、比較的数が多いのと低い位置でテリ張りをしますので、撮影機会は比較的多いと思われます。

しかしながら、緑色の輝きがやや弱いことや色合いも含めて総合的に上手く撮影することは比較的難しいのではないかと思っています。ミドリシジミ類雄の宿命として、雄同士の卍飛翔などで激しく汚損しますし、新鮮な個体を選んで撮影することは難しいように思います。

この日はアイノミドリシジミを狙って出かけたのですが、思わぬ崖崩れによってポイントまで行き着くことができずにやむを得ず、本種の撮影となりました。

 ジョウザンミドリシジミ♂の撮影では、もう少し右上から撮影したいところですが、助手がいないと無理です。他のグループには、傘をさしのべて撮影の補助をしましたが、誰も私の手伝いをせずにお礼だけ言って、この場を去っていきました。

D500+マクロプラナー100mm(スポット測光露出補正-0.3)、乗鞍高原、2018.07.14

開翅しないため、片手に半透明の写真用傘を持っての撮影です。補助者がいないので、アングルも距離も限られます。D500+マクロプラナー100mm(スポット測光、露出補正なし)、ジョウザンミドリシジミ♂、乗鞍高原、2018.07.14

 

このような条件で撮影すると、背景の明るさに引っ張られ、露出補正が難しい。 

D500+マクロプラナー100mm(スポット測光、露出補正なし)、ジョウザンミドリシジミ♂、乗鞍高原、2018.07.14

ジョウザンミドリシジミ♂の卍飛翔を撮影しましたが、なかなか上手くフレームに入りませんね。G9+40-150mmpro(パターン測光、露出補正-1.3)、乗鞍高原、2018.07.14

 

比較的新鮮な個体を選び、撮影条件を変えながら撮影しますので、時間も費やしてシャッターも沢山切った割には思ったような撮影ができません。スポット測光で撮影しても背景には結構引っ張られますし、カメラでの確認だけでは良くわかりませんしね。