北アルプスのアサマシジミ

富山県で撮影したアサマシジミ♂、ちょっと欠けているのが残念だが、タイツリオウギの枯れかけた花で吸蜜。D500+100mmマクロプラナー、立山町、2018.07.15

上の個体は、高標高地のアサマシジミの中でも青い部類に入ると思われます。この場所では、タイツリオウギとイワオウギが混生しているので、どちらを食べているのかわかりませんが、この時期としては綺麗な個体でした。

 

タイツリオウギの花で吸蜜するアサマシジミ♀、裏面を逆光で撮影したものだが、表はかなり傷んでいる。D500+100mmマクロプラナー、立山町、2018.07.15

昨年より早めに行ったにもかかわらず、発生のピークは過ぎているようでした。例年に比べ、梅雨明けが早かったため、何しろ暑い中での撮影となり、アサマシジミも飛ぶばかりで、ちっとも停まってくれない中、苦行のような撮影でした。

下の写真は、一週間後に白馬村で撮影したアサマシジミ、時々陽が陰るアサマ日和でしたが、こちらもちょっとピークを過ぎていたようでした。

こちらは長野県で撮影したアサマシジミ♂、イワオウギ(別名シロウマオウギ)を食べているので、シロウマシジミかな。D500+300mmF4VR、白馬村、2018.07.22

かろうじて、翅表が撮影できたアサマシジミ♀、まあまあ新鮮な方であろう。

D500+300mmF4VR、白馬村、2018.07.22

3~4頭の雄が巡回する中で、陽が陰ると停まってくれる。

D500+300mmF4VR、アサマシジミ♂、白馬村、2018.07.22

たぶん上と同じ個体、ミヤマハハコグサ?での吸蜜は、悪くないが、背景がうるさい。

G9+40-150pro、白馬村、2018.07.22

 イワオウギで吸蜜する上と同じ個体、背景が遠ければあまりうるさいとは感じない。

G9+40-150pro、白馬村、2018.07.22

今年のアサマシジミの撮影は、昨年より早めに行ったにもかかわらず、ちょっと時期を逸したようでした。7月第2週の週末の天気が崩れたため、新鮮な個体は来年へと持ち越しとなりましたが、とりあえず、撮影できましたので、良しとしなければいけませんね。