トラ型のキマダラルリツバメ

いきなり現れたトラ型のキマダラルリツバメ♂、時刻を確認すると15時前です。程なくこの個体は見られなくなり、このあと現れたのは16時過ぎで1時間半ほど経過してから。

D500+300mmF4VR、木曽町、2018.06.24

モンゴルから帰って最初の週末、土曜日は蝶の撮影にはちょっと向かないので、自宅でごそごそして、本日(日曜日)は何処へ行こうかと思案しながら朝起きると雨の気配。うーん、二度寝をして起きると9時前、「やってまった」どこかで聞いたような台詞、岐阜弁?名古屋弁?どちらもアリですかねえ。

上の個体、遠目では「ヒメキマかなあ」と思いながら見ていたが、この日一緒にいた福井の方(イニシャルより、こちらの方が)、「キマちゃう」の一言で一気に臨戦態勢に入りました。「トラ」、間違いない。

早速、証拠写真を撮って・・・、この後、一時間半ほど擦れた個体などを撮影して時間を過ごしていたところ、16時を過ぎてからやっと現れてくれました。

16時過ぎに突然現れたトラ型♂、しっかり確認したわけではないがたぶん同一個体と思われます。D500+300mmF4VR、木曽町、2018.06.24

もう少し角度が良いといいのですが、半開翅の写真が上手く撮れませんでした。このようなときは、秒間60枚のカメラを持ち出す必要があるようです。

D500+300mmF4VR、木曽町、2018.06.24

しっかり開翅した写真もゆっくり撮影してみましたが、どうでしょう。

D500+300mmF4VR、木曽町、2018.06.24

トラ型のキマって、頭部や腹節も濃い黄色なんですよね。良い感じ。

D500+300mmF4VR、木曽町、2018.06.24

上記の写真はすべて300mmF4PFVRで撮影しましたので、角度によっては滲みが確認できます。これをダメというなら、古い300mmのレンズを持ち出すしかありませんが、私的には許容範囲と考えています。RAWファイルからの現像処理で軽減されるかもしれませんので、時間のあるときに検討してみます。

さて、上記の個体が再度見られるまでの約1時半、他のキマダラルリツバメを撮影していましたが、鮮度が悪かったり、距離があって上手く撮影できない状況が続いていました。

ノーマルタイプのキマダラルリツバメ♂ですが、縁毛が脱落しており、鮮度が悪そうな予感。D500+300mmF4VR、木曽町、2018.06.24

やっぱり、鮮度は・・・ですね。上記と同じ個体です。

D500+300mmF4VR、木曽町、2018.06.24

かなり、わかりにくいようには撮影しましたが、写真としてはダメですよね。上記と同一個体。D500+300mmF4VR、木曽町、2018.06.24

こちらは鮮度が良さそうですが、なかなか近くに来てくれませんし、開翅もあまりしませんでした。D500+300mmF4VR、木曽町、2018.06.24

たぶん上記と同一個体と思われます。

D500+300mmF4VR、木曽町、2018.06.24

この個体はブルーの広がりもそんなに悪くないのですが、撮影チャンスがあまりなかった。

D500+300mmF4VR、木曽町、2018.06.24

トラ型の個体以外にこの場所では3♂が見られました。かなり傷んだ個体がもっとも良い場所を占有していたため、他の個体が進入してもすぐに追い払われてしまいます。そんな中で、日頃から二人の心がけがよいので、トラ型の個体を近くで撮影できたのでしょう。