新しい年が始まりました。ここ数年は国内での初撮影種というものがほとんどなくなってきました。残り数種というところで、足踏み状態です。がむしゃらに撮影に向かっても仕方ないですし、モンゴルやミャンマー行きもありますので、そんなにシャカリキ(釈迦力)にならなくてもと、思ったりしています。
今年の撮影も、例年どおりギフチョウから始まるのか、イレギュラーになるかは今のところはっきりしていませんが、本格的な撮影は4月以降のギフチョウになります。
昨年は富山のギフチョウから始めたわけですが、初日に撮影した写真を振り返ってみたいと思います。
カタクリは開きすぎで背景はよいのだが、ギフチョウ♂の角度が良くないしピントが甘い。
D810+200mmマイクロ、富山市、2017.04.02・11:20
カタクリは今ひとつ、ピントは来ているのだが、背景とギフチョウ♂の角度も残念。
D810+200mmマイクロ、富山市、2017.04.02・11:23
カタクリはこんなもの?ギフチョウ♂が頭を入れすぎて美しくないし、影もできた。
D810+200mmマイクロ、富山市、2017.04.02・11:32
カタクリとギフチョウ♂は申し分なく、角度もまあまあだが、背景がダメ。
D810+200mmマイクロ、富山市、2017.04.02・11:55
カタクリが開きすぎで、ギフチョウ♂の前に邪魔があり、背景もうるさい。
D810+200mmマイクロ、富山市、2017.04.02・12:15
カタクリは開きすぎで、背景はちょっと、ギフチョウ♂の角度がダメ。
D810+200mmマイクロ、富山市、2017.04.02・12:22
午後なので、カタクリは咲きすぎ、引けずに構図がまとまらない。
D500+300mmF4VR、富山市、2017.04.02・14:07
撮影直後は、何とか初日の撮影にしては合格点かと思ったのですが、写真を見直してみて、「うーん、ちょっとね」という写真ばかりでした。気温が低かったので、個体数が少ない割にチャンスは多かったのですが、この1枚がないんですね。10年前なら撮っている自分に満足できていましたが、やはり、結果(写真)がすべてですので、これではダメですね。
時系列で列べてみましたが、午前中は飛び始めて1時間ちょっと良い時間が続きます。午後は2時過ぎから、しばらく吸蜜タイムが続くのですが、撮影ポジションにたどり着くときには、既に飛び立っているケースがほとんどで、良いポジションで撮影できることはありませんでした。
できるだけ自然光で撮影するスタイルを重視していますが、ストロボで補助する写真も必要です。このあたりの兼ね合いが難しいですね。近年のストロボはTTLが秀逸ですので、静止写真なら何とかなるでしょう。飛翔写真については、安定した撮影が課題となります。少ないチャンスでも確実に捉えることが重要ですので、パスト連写も一つの手法でしょうね。