モンゴルで撮影したシジミチョウⅡ

7月に撮影したモンゴルの更新をサボっている。気持ち的に完全にオフ状態で、撮影種の整理もあまり進んでいない。そんな中、正月休みに入ったので、ちょっとだけ更新することにしたが、まずは日本でも見られるシジミチョウを紹介する。

少し険しい場所に登って、岩場を見渡すと2化と思われるクロツ♂が目の前にとまった。

D810+200mmマイクロ、Tonferia fischeriバヤンチャンドマン、2017.07.01

こちらの個体はかなり破損が酷く、まだ1化かもしれない(少しだけましな個体)。

D810+200mmマイクロ、Tonferia fischeri 奥テレルジ、2017.07.08

モンゴルでは標高2,000mを越えた岩場にも本種が棲息する。このような場所での発生は、年1回の可能性がある。

今回は、かなりまとまったカラフトルリシジミを見ることができた。

D810+200mmマイクロ、 Plebeius optilete♂、バヤンチャンドマン、2017.07.01

フウロソウの仲間に吸蜜に来ているところ

 D810+200mmマイクロ、 Plebeius optilete♂、バヤンチャンドマン、2017.07.01

今回は初日のバヤンチャンドマンでのみで多くの個体を見ることができた。モンゴルでも日本同様局所的な分布のようだが、毎年見ているので、珍しい蝶ではないのだろう。

少しだけ翅を開いたアサマシジミ♂Lycaeidesu subselanus

D810+200mmマイクロ、奥テレルジ、2017.07.08

アサマシジミ♂裏面Lycaeidesu subselanus

D810+200mmマイクロ、奥テレルジ、2017.07.08

アサマシジミは、家畜にあまり食べられていない草原では、ごく普通に見られる蝶である。上記に掲載したアサマシジミは、食草の違いか極端に小さな個体を各地で確認している。次回は何か大きさがわかるものと比較しながら撮影しようと考えているが、腹部を見ていただけると蝶の大きさが想像できると思う。一般的に小型のシジミチョウほど翅に比して腹部(胴体部分)が大きく感じる。メスも撮影しているがやはりかなり小さい。

少しだけ開翅したミヤマシジミ♂

D500+70-200mmF4VR、Lycaeides argyrognomon、セレンゲ県、2017.07.05

 

開視したミヤマシジミ♀、少しだけ青い鱗粉が出てますね

E-M1+MZD12-100pro、Lycaeides argyrognomon、フブスグル、2017.07.02

 

シジミチョウの2回目の更新は、やや地味ながら日本でも見られる蝶ばかりを取り上げた。既にゴマシジミも紹介しているし、ツバメシジミやヒメシジミは、わざわざ載せるまでないので、次回はもう少し華やかなシジミを紹介することにしよう。