この時期、ミャンマーへ何の目的で行ったの

Campylotes histrionicsツマジロベニチラシ、まるで作り物のスジグロカバマダラみたい。D500+300mmF4VR、ミャンマー(チン州)、2017.10.24

ミャンマーのチン州といえば、シボリアゲハが真っ先に浮かぶわけで、本来なら、もう1か月早く行くのが普通なのだが、今回はそういう流れではなく、お誘いを受けたので行くこととなった。

誘っていただいたのは、中部地方の虫屋さんなら知らない人はいない間野さん(蛾屋)で、「伊藤さんミャンマーへ行く?」「春は無理だけど、秋ならいける」程度の乗りから決まった。さらに、甲虫屋の戸田さんと3人というなんだか変わった組み合わせではあるが、ヤンゴン在住の小山さん(間野さんと旧知の仲)の案内で出かけることとなった。

さて、いきなり掲載したのが蛾であり、タイトルを「蛾の傍らに」に変えたのかと思うかもしれないが、そういうわけではない。被写体を認識してシャッターを切るまでは、蝶を撮影するつもりであった。この場所で撮影した他の蝶も少し紹介しておこう。

ヒロオビコノハ(Kallima incognita)?で良いのかなあ

D500+300mmF4VR、ミャンマー(チン州)、2017.10.24

 

チャイロタテハ(Vindula erota)?で間違いないでしょうか。

D500+300mmF4VR、ミャンマー(チン州)、2017.10.24

悪路あり、教会泊あり、何でもありの8泊10日で、いろいろ経験できて楽しい旅ではあったが、撮影内容については今一歩か二歩というところ。

まだ、モンゴルの蝶もほとんど紹介していないのに、ミャンマーで撮影した蝶の整理など、いつになるかわからない。小山さんと来年の9月に再訪することを約束してきたので、その頃までには何とか整理したいと思っている。

さて、全体の行程やらなんやらだけ先に整理しておこう。出発は10月20日、セントレアからバンコク経由でヤンゴンまでで、この日はヤンゴン市内のホテル泊。翌日の10月21日にヤンゴンからカレーミョへ空路で向かい、車でテディム到着深夜、10月22日にこのあたりを撮影してテディム連泊。10月23日にカプテルまで行き、教会で連泊。10月25日にソーザまで行き連泊。10月27日にカレーミョに戻り、空路でヤンゴンへ、翌日ヤンゴン市内をブラブラして午後の便でバンコク経由して、翌日の10月29日の早朝にセントレアに到着という感じである。つらつら書くと簡単なようだが、宿泊場所なども含め、普通のツアーでは味わえない撮影行であった。

撮影内容に関しては、次回から順次紹介していくことにしよう。