今年のゴマシジミを初撮影

かなり暗い感じの青鱗が発達したゴマシジミ♂

D810+200mmマイクロ、2017.07.08、ウランバートル

さて、どこでゴマシジミを撮影したかは、もうお分かりのとおりモンゴルです。昨年までの3年間では黒いゴマシジミがほとんどで、少しだけ青鱗がみられる程度でした。ところが、今年の撮影では確かに黒い個体が多くいるのですが、その中にやや青みがかかったゴマシジミが多く見られました。その青さはご覧の通り日本のゴマシジミとは違い、やや暗いというか深いというか、黒みがかっていて明らかに違うんです。

モンゴルで最も多く見られた翅表がほぼ真っ黒なゴマシジミ♂

D810+200mmマイクロ、テレルジ、2017.07.06

ちょっとだけ青鱗が見られるゴマシジミ♂も多くいました

D810+200mmマイクロ、テレルジ、2017.07.06

ここまで青鱗が発達したゴマシジミはかなり少なくなります

D810+200mmマイクロ、テレルジ、2017.07.06

ストロボを使用した関係で、青鱗がやや明るくなり、日本とあまり違いがない感じのゴマシジミ♂(交尾個体にアタック中)、D810+200mmマイクロ、テレルジ、2017.07.07

最後のゴマシジミは日本で撮影したと言っても、「ああそうかなあ」という感じではないでしょうか。もちろん、撮影方法(ストロボの有無や露出補正など)で出てくる画はかなり違います。そんなことより、モンゴルのゴマシジミにかなりバリエーションがあることがはっきりわかる写真が撮影できたことは、とても良かったと思っています。モンゴル最初の報告がゴマシジミというのも何ですが、他の写真も順次紹介していきます。

ご一緒したFさん、翔さん、SAさんとの8日間(日程全体では10日間)は、楽しくて厳しい撮影でした。皆さんの写真を見るのも楽しみにしています。