モンゴルで撮影したヒョウモン類

フウロソウの仲間で吸蜜するClossiana euphrosyne♂ミヤマヒョウモン

D810+200mmマイクロ、バヤンチャンダマニ、2016.07.09

モンゴルの蝶第2弾は、ヒョウモン類である。ミヤマヒョウモンは、全体的にやや擦れた個体が多かった。一見ホソバヒョウモンに似ており、未だにはっきり区別ができていない。この属の蝶は、日本では3種のみであるが、モンゴルでは20種以上いるようである。来年以降も同定に悩むことになりそうだ。

Clossiana eunomia♂ヤチヒョウモン?と思われる新鮮な個体

D810+200mmマイクロ、ダバト峠近くの湿地、2016.07.08

黄色いキク科の花で吸蜜するClossiana selenis♂チビヒョウモン

D810+200mmマイクロ、セレンゲ県、2016.07.03

吸水中のClossiana oscarus♂ヘリボシヒョウモン

D810+200mmマイクロ、セレンゲ県、2016.07.03

吸水中のClossiana triyonia♂(右)ユキノシタヒョウモン

D810+200mmマイクロ、セレンゲ県、2016.07.03

吸蜜中のBrenthis ino♂コヒョウモン

D810+200mmマイクロ、バヤンチャンダマニ、2016.07.09

Argynnis adippe♂ウラギンヒョウモン

D810+200mmマイクロ、セレンゲ県、2016.07.03

比較的新鮮な♀を撮影できたArgynnis adippe♀ウラギンヒョウモン

D810+200mmマイクロ、バヤンチャンダマニ、2016.07.09

コヒョウモンと同様に多く見られたArgynnis aglaja♂ギンボシヒョウモン

D810+200mmマイクロ、バヤンチャンダマニ、2016.07.08

学名(分類)については、「The Butterflies of Mongolia」に準拠している。このあたりは議論があることと思うが、私の分類の知識では何ともならないし、その必要もないと考えている。

今回、多くのヒョウモン類を撮影したダハト峠周辺での撮影には多くの時間を割くことができなかった。ウランバートルから北へあまり離れていないものの、悪路のため到達にほぼ一日かかってしまう。標高もあまり高い場所ではないが、7月にヒメチャの新鮮な雄を確認したことやタテハの種類が多いことから、いつの日か、もう少し早い時期に再訪したいと考えている。