今回の撮影では、ナガサキアゲハ♀をほとんど見ることはありませんでした。
D500+70-200mmF4VR、八重岳、2016.10.01
沖縄では、いろいろな蝶にカメラを向けシャッターを切りますが、普通種については、ホームページに載せることもなく、何かに利用することもないのが現実です。何故か?、わざわざ他人に見せるほどの写真じゃないから?うーん、ちょっと違うかなあ。つまるところ、こんな写真が撮れましたという自己満足というか自分なりの一定レベルの写真というものをそれぞれ持っている中で、それに達していないということだと思います。
さて、普通種をごく普通のシチュエーションで、オリジナル性に溢れた写真を撮ることは難しいことです。露出オーバーで表現したり、いろんな画像処理したとしても、小手先のことでしかなく、写真の本質としてオリジナリティーが感じられるわけではないからです。では、どうすればよいのか?自問自答しながら、撮影を続けることしかないですね。
黒系のアゲハを撮影するのは、特に表現が難しいと感じています。
D500+70-200mmF4VR、ナガサキアゲハ♂、名護市、2016.10.01
上記と同じ個体で、同じ条件で撮影、ベニツツバナでの吸蜜です。
最初の個体と同じ
上と同じ個体
鮮度がそこそこのナガサキアゲハですが、こんな風に撮りたいというという観点からは、かなり不満があります。できれば、このレベルの雌雄が絡み合うような写真を撮りたいと思っているのですが、多くの雌が見られるような時期ですと雄はかなり傷んでおり、被写体としてはとても耐えられなくなってしまいます。前翅が少しブレたような写真を撮るなら、もう少しシャッタースピードを遅くする必要があります。キレイに撮れた写真ではありますが、写真としてはまだまだです。
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