8月は紀伊半島のルーミスシジミを見に行きました

有名な丸山千枚田です。どこから撮影しても人工物が入ってしまい、迫力のある写真が撮れません(自分のセンスのなさを棚に上げてますね)。逆光で撮ってみましたが、うーん、何かですねえ。

ちょっと前から棚田ブームで、全国各地で棚田の保全のための活動が行われ、エンドユーザーが支えるような活動をしています。そのこと自体は大変良いことだと思うのですが、棚田が環境保全活動や生物多様性のシンボルであるかのような取り扱いは、個人的にはちょっとなじめません。

アジアの水田地帯には、もっと大規模な棚田は沢山あります。15年ほど前に行ったネパールでは比較にならないほど大きな棚田があり、圧倒された記憶があります。そこでは牛を利用した農作業を行っていました。この地でも、数十年前までは牛を利用した農耕作業を行っていたのでしょうね。(経済的とか心とかの)豊かさと貧困という問題は、奥深い問題です。

さて、肝心のルーミスシジミです。この時期、河原や下草などに涼みに来たルーミスシジミは、翅を開くことはありませんので、飛翔とか何らかの方向で翅表の写真を撮りたいのですが、今回はちょっと無理でした。

下草(シダ)に下りたルーミスシジミを何とか撮影できました。

D500+300mmF4VR、紀和町、2016.08.20

河原に下りてきたルーミスシジミをストロボ併用で撮影しました。

D810+200mmマイクロ、紀和町、2016.08.20

上記と同じ個体を広角レンズ(魚眼レンズ)で自然光だけで撮影しました。本当は飛翔を狙ったのですが、私の技術では無理ですね。

D500+シグマ16mm魚眼、紀和町、2016.08.20

先週、撮影したルーミスシジミも載せておきます。鮮度はこれが一番のようです。

D500+300mmF4VR、古座川町、2016.08.13

8月のルーミス(夏ルーミス)は、目の前に下りてはきますが、翅を開きませんので、何とかしなければと考えてはいるのですが、思ったようにはいきませんね。来年までにはもう少し改良して実用的になるようにしなければですね。

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