信州のゴマシジミとオオゴマシジミ

ワレモコウで吸蜜するゴマシジミ♀D810+200mmマイクロ、木曽町、2016.07.30

モンゴルから戻ってしばらくは、写真の整理や疲れからしばらくお出かけを控えていましたが、鈴鹿へキリシマミドリを撮影(キリシマは撮影できずクロシジミのみ)に行ったり、上高地からアサマシジミ(ヤリガタケシジミ)を求めて、梓川を見下ろすポイントまで登ったりしましたが、なんとなく7月も終わりかけておりました。

そんな中、いつものメンバーからではなく、高山在住のSさんが夏のミニ合宿(ミッション+飲み会+撮影した写真の自慢?で合計6名の参加)を高山市内の宿で企画していただきましたので、喜んで参加させていただきました。当然モンゴルの写真を用意して臨みましたが、その後、途中で寝てしまい皆さんの写真を見損なったのはいただけません(強く反省)でした。

上と同一個体(右の翅が大破)D810+200mmマイクロ、木曽町、2016.07.30

やや擦れているものの、何とか被写体として合格点かなあ?

D810+200mmマイクロ、ゴマシジミ♀、木曽町、2016.07.30

ゴマシジミのうち、subsp.kazamoto(中部地方亜種)は、種の保存法で採集が禁止されています(遺伝子解析できるのかなあ)。くれぐれも採集することなど考えないでください。ご自身の社会生活に多大な影響がでて、大変なことになってしまいますよ。

次の日はどこへ行くか迷うところです。岐阜県側で良いポイントがあればそちらにするのですが、結局は松本市の有名産地へオオゴマの撮影に向かい、三人で撮影ポイントを死守する作戦としました。午前中の撮影だけでしたが、何とか採集者にお引き取り願って撮影チャンスを得ることができました。まあ、このようなやり方も仕方ありませんよね。

何もこんなに大きく撮影することもなかったのですが・・・、開翅したオオゴマシジミ♀

D500+300mmF4VR+1.4テレコン、松本市、2016.07.31

こうやって撮影すると、オオゴマシジミ大発生と勘違いしますが、半日で5~6頭くらい。

上:オオゴマシジミ♂、下:オオゴマシジミの交尾。

D500+300mmF4VR+1.4テレコン、松本市、2016.07.31

オオゴマシジミ♀のクロバナヒキオコシ?への産卵

D500+300mmF4VR+1.4テレコン、松本市、2016.07.31

その後、ムモンアカシジミの撮影に向かい、新鮮な雌雄個体を撮影することができました。なんと、新鮮な複数個体が開翅するという出来事がありましたので、そちらは後日の報告とします。

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