6月6日(土)は播磨のヒロオビミドリシジミ

このところ、毎年6月に入ると、西に向かって真夜中の高速道路をひた走る。狙いはナラガシワに棲息するヒロオビミドリシジミ♂の開翅である。今年は泊まりかどうかを妻に確認されて、日帰りと答えてしまったので、ちょっとキツイ日程である。

午前6時に到着しようとすると、2時に出発しなければならない。真夜中の高速道路はトラックが多く結構運転に気を遣う。佐用町の街中を走っていると、後の車はSAさんの新車である。駐車スペースについてその車を見ると、既に林道と格闘した名誉の負傷あとがしっかりと刻まれていた。

既に先客が1名、長竿で叩き出したあととのこと。ナラガシワを叩いても、いっこうに飛び出す感じはしないし、このあたりに降りたという場所を見てもその姿はない。とりあえず、この場所をあとにして、他の場所を叩いてみることとした。

結局この場所で撮影したのはヒロオビ♀のみで、他にウラジロミドリ♂やウラナミアカ?などが飛び出したが、撮影できなかった。

E-M1+MZD40-150、ヒロオビミドリシジミ♂、佐用町、2015.06.06


屋根型に開翅したので、結構撮影アングルが難しいが、思いっきり寄ってみた。

E-M1+MZD40-150mm、上と同一個体、佐用町、2015.06.06

このヒロオビ♀の前翅表には、少し青い鱗粉がのっているし、裏面も流れて少しかっこいい。その後、キマダラモドキを探して栗林を覗いてみたが、未発のようなので、加西市へ移動してウラギンスジヒョウモンを狙うこととした。

アザミに吸蜜に来たウラギンスジヒョウモン♂の裏面、撮影したかった♀は未発のようだ。

D810+300mmF4+1.7テレコン、加西市、2015.06.06

上と同一個体、もう少し新鮮な個体もいたし、飛翔も撮ったが今一である。

D810+300mmF4+1.7テレコン、加西市、2015.06.06

このあと、キマダラルリツバメやシルビアシジミを狙ったが、未発のようである。5時半を回ったところで終了とし帰途についたが疲れが残る撮影で、次の日は寝坊してしまい、約束の5時半に間に合わなかった。