5月24日も連続して、ベニモンカラスシジミ

昨日、ベニモンの激しいバトルを目の当たりにして、4頭の雄が視野の中に入ったが、その後どのように推移するかも気になり、連続して同じ場所へ出向いた。今年の撮影は、同じ場所に複数回でかけることが多い。

昨日は、雄の卍飛翔などをしっかり観察したが、ベニモンの吸蜜写真も撮りたかったので、11時過ぎから花の状況を見てまわったところ、ウツギ?やイボタの花も昨年より早い感じだった。ベニモンの時期にはツマキチョウの雌を見ることが多いのだが、今年は雌雄とも見られ、雄も比較的新鮮だった。

比較的きれいなツマキチョウ♂が吸蜜に来ていた

D810+300mmF4+1.7テレコン、静岡県西部、2015.05.24

ベニモンカラスシジミは、昨日のような激しいバトルは少なかったが、雄はそこそこの数が見られた。撮影範囲に入った雄を時系列で並べたが、同じ個体と思われるものもあり、果たして何頭いたのかははっきりしない。昨日見られた羽化時のキズがある2頭は見なかったし、樹上の見えない場所にもいたので、実際にはかなりの個体数がいたのだろう。

数日後、雌の吸蜜・産卵も確認されているようで、この日も夕方まで粘れば、雌が確認できたかもしれないと少し反省している。家族サービスのこともあり、雄の活動がやや鈍ってきたので、正午を過ぎたところで止めてしまったが、これだけの雄がここで待っているのだから自分も待たなければいけなかった。

上から2番目の雄は、たまにこの場所を離れることはあるものの、終始この場所を占有していた。数日後の観察によると、午後にこの場所で吸蜜が行われているようだし、♀も現れるようなので、今後は一日中しっかり観察しよう(昨年も同じような反省をしたような気がする)。