GW以降、しばらくは地元での撮影に専念していた?

GWが終わっても、白馬のイエローバンドを追い求めていたのだが、今年は尻尾すらつかめずに終了、とりあえず、地元の蝶でも撮影するか(本当はちょっとしたミッション遂行のため?、ちょっと大袈裟か)ということで、愛知県内で撮影したチョウたちを並べてみよう。

トベラの花に吸蜜に来ているミカドアゲハ♂、既に少し傷んでいる

D810+300mmF4+1.7テレコン、常滑市、2015.05.13

比較的新鮮なミカドアゲハ♂が吸蜜に来たらしい。背景はともかく、キレイだ。

D810+300mmF4+1.7テレコン、常滑市、2015.05.13

もう少し花が外に出ていると良いが、トベラに吸蜜に来た新鮮なミカドアゲハ

D810+300mmF4+1.7テレコン、常滑市、2015.05.13

知多半島では過去にミカドアゲハの採集記録はあるが、近年見られるものは志摩半島から持ち込んだ放蝶だと聞いている。食餌植物のオガタマも神社へ人為的に植えられたものであり、本来、自生しているものではない。

平日にもかかわらず、県外ナンバーの車が駐まっており、ネットを持った方々もいるので、この方たちを避けて撮影しなければいけない。10年ほど前に分布がどこまで広がっているか確認したことがあるので、捕虫網と喧嘩しなくてもこれくらいは撮影できるが、以前なら地権者にお願いして、近くのミカン園で撮影できたのだが、これだけ人が来るようになると、弊害の方が多くなる。

さて、この日もこのためだけに出かけたのではない。地形図を見ながら南は下がり、良さそうな場所はないか見てまわるためだった。

白い個体を求めて、南下した

ゼフィルスという仲間で、最も早く出現するウラゴマダラシジミ、愛知県内でも尾張丘陵地帯や三河地域(渥美半島を除く)では、ごく普通に見られる蝶である。近年、知多半島でも多くの個体が確認されているらしく、その特徴として、外縁の黒い部分が細い志摩半島産のような個体群だそうなということで、撮影することとした。

断片的な情報をいただいたので、あとは良い撮影場所を見つけるだけである。とはいえ、この日を含めて4回も南下することとなった。

昼間は暑くてほとんど活動しない。叩き出しても葉裏に隠れてしまうが、午後も遅くなって、やっと開翅してくれた。

D810+300mmVR+テレコン1.4、ウラゴマダラシジミ♂、南知多町、2015.05.21

ちょっと日陰に入ってしまったのが残念だが、やっと開翅してくれたウラゴマダラシジミ♀

D810+300mmVR+テレコン1.4、南知多町、2015.05.21

ついでなので、もうちょっと続けよう。

本当は飛翔写真を撮影したかったが、もうちょっとなので、こんな感じで。

E-M1+ZD50mmマクロ、ヒメヒカゲ♂、新城市、2015.05.23

この場所へ来たのは、ヒメヒカゲが発生しているかどうかの確認と、知多半島産のウラゴマダラシジミとを比較したくて訪れたが、ウラゴは飛ぶばかりでなかなか撮影できず、翅に異常がある個体や交尾しか撮影できなかったので、掲載しないが、確かに黒いなあと感じた。

この場所へ午後訪れた経緯は、次の更新で明らかにしよう。