あけましておめでとうございます

昨年の撮影で印象深いものといえば、やはり小笠原母島とモンゴルということになるだろう。新年最初は、昨年書きかけた小笠原のブログを書き直すことから始めよう。

小笠原は、私にとって初めての長い船旅、大きな自然の中で花に虫がいない母島の様子、食べ物のことなどなど、今となっては良い思い出である。

この写真は、母島南部を歩き回りながら各海岸をオガサワラセセリを探していたときに撮影したもので、母島でのオガサワラセセリの撮影は困難で、離島へ渡らなくては無理ではないかとの思いで撮影した。母島、2014.04.26

小笠原固有種のハハジマメグロ、母島のあちこちで普通に見られたが、神経質な鳥で、このように明るい場所へ出てくることは少なかった。2014.04.22

森林地帯では、メジロとハハジマメグロが多く見られた。虫が少ない割に小型の鳥が多いという印象があり、このことと虫が少ないことは何らかの関係があるのだろうか?

これが悪名高きグリーンアノール、意外にも原産地では減少しているらしい。木登りが得意なトカゲ?なので、オガサワラシジミにとっては天敵に違いないが、果たしてこいつの性だけだろうか?

コブガシの上にとまるオガサワラシジミ♂、コブガシの上を飛翔する雄の姿を何とか撮影しようとしたが、うまくいかなかった。母島、2014.04.22

センダングサに吸蜜に来たオガサワラシジミ♂、花弁の上の水滴を見ても雨上がりであることがわかるだろう。母島、2014.04.23

翅のカケは、何によるものわかりますか?グリーンアノールではないようです。

4月22日から26日までほとんどの時間をオガサワラシジミの撮影に割いて、一応毎日見ることができたものの、撮影結果は満足できるものでなかった。また、いつの日か母島を訪れてみたいと思っている。

お世話になったオガサワラシジミを守る会のTさん、どうもありがとうございました。