モンゴルでの撮影は、記憶に残るものでした

モンゴルで撮影できたのは延べ7日間、宿泊は最初のウランバートルだけがホテルで、あとはゲル泊であった。中には悪路8時間車に揺られて朝の3時に到着し、ゲルで宿泊した後に翌朝出かけたこともあった。

前回の報告では、撮影初日1時間ほどの写真だけだったので、もう少し追加することとしよう。

枯れ沢の湿った場所に集まったチョウたち

E-M1+12-40mm、フルスブルグ湖西部山岳地帯、2014.06.23

湿った崖で集団吸水するチョウたち

D610+200mmマイクロ、ウランバートル郊外北西部、2014.06.27

アムールモンキチョウ(Colias tyckhe)の求愛行動

D610+200mmマイクロ、ウランバートル郊外北西部、2014.06.27

 

モンゴルでの写真を続けよう。モンゴルといえば草原のイメージが強く、実際広い草原にゲルと家畜たちという風景はそこかしこで見ることができる。しかし、今回メインで回った地域は、どちらかというと山沿いというか山岳地帯とまでいかないまでも荒涼とした岩やガレ場の場所でも撮影している。

そんな中で、一番印象深かったのは、日本でタカネヒカゲの仲間2種は、ガレ場や礫地に棲息する蝶というイメージに対して、モンゴルではこのような場所にいるだけでなく、森林や草地にも広く生息場所があることであった。

 

フルスブルグ湖畔のキャンプ場に現れたオオタカネヒカゲ(Oeneis elwesi)

D610+200mmマイクロ、2014.06.23

湿った場所に来て吸水する場面も見られたナンナタカネヒカゲ(Oeneis nanna)?

D610+200mmマイクロ、ウランバートル北西部、2014.06.27

 

 

モンゴルの蝶といえば、やはりパルナシウスやコリアスのイメージが強いので、今回少ないながら撮影した蝶を紹介する。

カノコソウで吸蜜するミヤマウスバシロチョウ(Parnassius phoebus)

D610+200mmマイクロ、フルスブルグ湖西部、2014.06.23

サカイツツジ?で吸蜜するウスバキチョウ(Parnassius eversmanni)

D610+200mmマイクロ、フルスブルグ湖西部山岳地帯、2014.06.24

吸蜜するベニモンキチョウ(Colias heos)、飛んでいるときは特にきれい

D610+200mmマイクロ、ウランバートル郊外、2014.06.20

アムールモンキチョウ(Colias tyckhe)の吸蜜

D610+200mmマイクロ、フルスブルグ湖西部、2014.06.23

アムールモンキチョウ(Colias tyckhe)の産卵

D610+200mmマイクロ、ウランバートル郊外、2014.06.27

 

 

さて、最後にヒョウモンモドキ類を紹介するわけだが、しっかり整理する必要がありしばらく時間がかかるので、とりあえず、変なヤツを紹介しよう。

何といえばよいのか、斑紋異常の個体ですね(種名わかるかな?)

D610+200mmマイクロ、フルスブルグ湖西部山岳地帯、2014.06.23

上記より斑紋異常としては軽度な感じで、種名はわかるでしょうね

D610+200mmマイクロ、フルスブルグ湖西部、2014.06.23

モンゴルで撮影したチョウのブログへの掲載は今回を最後として、写真の整理や同定(依頼)を優先したい。食べ物とかその他の写真については、シーズンオフにでもゆっくり紹介することとしよう。

モンゴルから戻って約一週間経過したが、再訪したい気持ちが強くなっている。もちろん、ノミオンなどのメジャーなチョウの撮影もしたいが、それ以外のチョウたちも撮影したい。

 

誰か一緒に行きませんか?