モンゴルへ蝶の撮影に行っていました

大先輩にお願いして、6月19日(木)から9日間モンゴルへ蝶の撮影に向かった。隊長は80代、他のお二方は70代前半ということで、まあ、体力的な心配はあまりしていなかったが、現実はかなりハードであった。内容についてはいろいろあるので、詳細な内容は控えるが、いろいろ勉強になったし参考となった。

さて、6月20日(金)、ウランバートルからムーラン空港へのフライトが当初の予定より遅くなったので、半日ほどウランバートル空港近くで撮影できることとなり、お昼を挟んで二つのポイントで撮影することができた。特に2番目のポイントでは1時間足らずの撮影であったが、まるで夢のような時間だった。

昼食のお弁当を食べ、到着したのは12時半を過ぎており、ここを出発する時刻まで1時間なかったが、晴れたり曇ったりで小雨も落ちてくる中で、目の前に次々に現れるチョウたちをひたすら追いかけてシャッターを押した。

国内のクロツとはかなり雰囲気が違うものの、ツメレンゲ食いのクロツバメシジミ(Tongeia fischeri)、D610+200mmマイクロ、2014.06.20ウランバートル郊外

日本国内では、ジョウザンシジミは北海道特産種で、クロツは関東以南しかいないので分布は重ならない。ジョウザンシジミ(Scolitantides orion)、D610+200mmマイクロ、2014.06.20ウランバートル郊外

日本国内のミヤマシジミは本州特産種である。、ミヤマシジミ(Plebejus argyrognomon)、D610+200mmマイクロ、2014.06.20ウランバートル郊外

いわゆる真性アサマと呼ばれている蝶である。アサマシジミ(Plebejus idas)、D610+200mmマイクロ、2014.06.20ウランバートル郊外

日本でカバイロシジミは、北海道と青森県でしか見られない。カバイロシジミ(Claucopsyche lycormas)、D610+200mmマイクロ、2014.06.20ウランバートル郊外

上記は移動することなく、ほとんど同じ場所で撮影している。日本では時期や場所を選ばないと撮影できないチョウたちであり、撮影しながら変な気持ちとなっている自分があったスゴイ場所である。もちろん、日本では見られないチョウたちも多いので、その一部を以下に載せておく。

 

 

 今回撮影した青色系のシジミの中では最も大きく美しい蝶であったアムールウスルリシジミ(Polyommatus amandus)、D610+200mmマイクロ、2014.06.20ウランバートル郊外

日本で見るベニシジミに比べ、二回りくらい大きく鮮やかなフチグロベニシジミ(Lycaena virgaurease)、D610+200mmマイクロ、2014.06.20ウランバートル郊外

国内でヒョウモンモドキ類は3種いるが、モンゴルでは比較にならないくらい多くいる。タイリクヒョウモンモドキ(Melitaea phoebe)、D610+200mmマイクロ、2014.06.20ウランバートル郊外

表翅が鮮やかなキイロヒメヒカゲ(Coenonympha tullia)、D610+200mmマイクロ、2014.06.20ウランバートル郊外

コウアンチャマダラセセリ(Muschampia cribrellum)♂、D610+200mmマイクロ、2014.06.20ウランバートル郊外

ピンボケのチョウセンコチャマダラセセリ(Pyrgus centaereas)、D610+200mmマイクロ、2014.06.20ウランバートル郊外

和名や種名については、本当かといわれそう。いずれ、きちっと整理してH.P.に掲載予定であるが、ブログ形式でのモンゴルでの撮影は、もう1回くらいかなあ。

愛機D600がD610になった経緯やGPSの利用など、他にも報告する内容はあるが、とりあえず速報まで。