5月10日(土)は十勝地方のチャマダラセセリなどを撮影

北海道の撮影前半は、3日のうち1日しか撮影できなかったが、後半は天気が良さそうである。もっとも晴れ間が期待できる11日(日)をアポイ岳と決めて、10日(土)は一昨年maedaさんに連れてっていただいた場所を再訪することとした。

午前中はチャマを目指し、音更町のカラマツの改植地であるが、かなりカラマツが大きくなり、下草もあまり刈っていないようだ。それでも、9時前には活動が始まり、タンポポで吸蜜するなど中部地方では撮影が困難になりつつあるチャマが簡単に撮影できる。やはり明るいというか白っぽいというか、北海道のチャマは銀色に光っている?というとちょっと大げさか。

8時半を過ぎたところで、この花に来ればよいとちょっと整理しておいたタンポポへ吸蜜に訪れたチャマダラセセリ♂

D600+200mmマイクロ(F6.3、1/640秒、iso100)音更町、2014.05.10

続けざまに吸蜜に訪れた別のチャマダラセセリ♂

D600+200mmマイクロ(F5.6、1/500秒、ISO125)音更町、2014.05.10

地面に降りたチャマダラセセリ♂、このように黒っぽい土壌へ吸水のためなどに良く止まる。ベタな写真ではあるが、見た目のイメージに近く良く解像しているので、ちょっと大きめに貼っておく。

D600+100mmマクロプラナー(F8.0、1/640秒、iso560)、音更町、2014.05.10

地面に降りて開翅したアカマダラ♂、もう少し新鮮なら申し分ないが、今までにピカピカの個体にお目にかかったことはない。

D600+200mmマイクロ(F8.0、1/640秒、ISO140)音更町、2014.05.10

チャマ♀を待つかどうか迷ったが、新鮮な♂ばかりなのでちょっと早いかなあと判断して、アカマダラを撮影したところで帯広市へ移動した。いろいろ廻ってみたが、どこもちょっと乾燥しているようで、蝶影は薄い。ジョウザンシジミを追いかけてみたが、あまりよい写真が撮れないので、午後のチャマ吸蜜を狙って音更に戻った。

 

十勝地方のジョウザンシジミ♂(春型)はもっと青い印象を持っているが、新鮮な個体でもあるので、あまり贅沢を言ってはいけないか。

D600+200mmマイクロ(F6.3、1/640秒、ISO250)帯広市、2014.05.10

キジムシロで吸蜜するチャマ♀を狙っていたが、現れたのは♂であった。吸蜜時間が短く、MFの100mmでは十分に寄れないままシャッターを切った。

D600+マクロプラナー100mm(F5.6、1/640秒、ISO100)音更町、2014.05.10

 

 

広角写真も撮ったが、背景が良くないのでボツとする。アポイ岳や最終日の状況は、八重山から帰ってから報告することになってしまった。