ためし撮りには、モンシロチョウとベニシジミかな

先日の八重山行きでは蝶影が薄く、撮影機材を十分に試すことが出来なかった。3月16日(日)は、浜松のギフも頭をよぎったが、見られるかどうかはっきりしない上、花が少ないので、撮影も面白くない。よって、近場でモンシロチョウとベニシジミあたりをモデルとして撮影しようと出かけてみたが、モンシロチョウは雌雄いたものの数は少なく、ベニシジミにいたっては見ることも出来なかった。

D600にツアイスマクロプラナー100mmZF2、60mmマイクロ、35mmF1.8とE-P5に12-40F2.8という軽装で出かけてみた。

この時期は、蝶の数が少ないため、蝶は意外と敏感で十分に近づくことが出来ない。オスは吸蜜、雌は産卵が狙い目であるが、あまり手入れされていないとはいえ、畑の中なので気をつけて歩く必要がある。

地面にとまっているちょっと羽化不全のモンシロチョウ♀、普段なら絶対に撮影しない絵です。このレンズ、噂に違わず解像感がありボケがきれいですね。

D600+マクロプラナー100mm(F8.0、1/1000秒、iso200、ちょっとトリミング)半田市、2014.03.16

 

黄色くなったダイコンの葉にとまっているモンシロチョウ♀、少し背景に引っ張られているかもしれないですね。撮って出しの画像なのでこんなもんでしょう。

D600+60mmマイクロ(F8.0、1/1250秒、iso200、トリミング)半田市、2014.03.16

 

 

D600とマクロプラナーを中心に撮影した。このレンズは、105mmマイクロ(ニコン純正)やシグマの100mmマクロと1年ほど迷った挙句、MFであるこのレンズに決めた。なかなか近づけずに難儀をしたが、何枚かショットを切った結果、まあ、歩留まりは比較的良いと感じた。今年のギフチョウ最初のショットは、これでいこう。

60mmマイクロは、さらに近づかなくてはならないので、少ないチャンスしか想定されないシチュエーションでは使用が難しい。だが、近づければアングルも変えやすく長い玉では撮れない写真も撮れる。北陸のギフチョウでは使ってみたい。

35mmというレンズは、まず蝶の撮影には使わない。使わない理由として、環境を写しこむならもっと広角が良いし、ディスタンスが取れないので、自分の影が入りやすい。いろんな意味でレフ機の蝶撮りには向いていないのだが、人が撮らないのだから使ってみたい。

最後に、E-P1にMZD12-40プロであるが、もう少し望遠側があると申し分ないものの写りもよく、そこそこ近づけるので良い組み合わせである。E-M1でも良いが、このレンズの場合OVFを覗かない撮影スタイルのほうが良いような気がする。

コマツナにとまっているモンシトチョウ♀、コマツナへも良く産卵したが、葉の裏に隠れてしまうので撮影できない。このカメラで撮ったモンシロチョウは、ちょっと??かな。

E-P5+MZD12-40(40mm、F5.6、1/500秒、iso100、トリミング)半田市、2014.03.16

 

ここの畑は小区画で貸し出しをしてるようで、狭い範囲にいろいろ植えられていた。収穫後のキャベツや花が咲いてしまったハクサイへ好んで産卵しているように思えた。アブラナ科の植物でもかなり好き嫌いがあるようだ。コマツナへの産卵は見られたが、生育旺盛に見えるミズナへの産卵はみられなかった。

このモンシロチョウ♀は、なんでこんな枯れかかったキャベツの葉に産卵しているのでしょうね。我が家でもキャベツやブロッコリーに産卵するモンシロチョウやハスモンヨトウが多くて困っています。

D600+60mmマイクロ(F8.0、1/1000秒、iso200、トリミング)半田市、2014.03.16

1時間ちょっとの撮影しかできず、もう少し試したかったが、家族サービス(奥様のガス抜き)が優先である。次はギフチョウの撮影で使うことになろうが、本体2台にレンズ何本で出かけようか。経験的に1日で5本以上のレンズを使ったことがないので、4本にしよう。