紀伊半島のルーミスシジミ

9月下旬に2日間だけ撮影した沖縄本島の写真で引っ張っておりますが、10月に入り、何もしていないわけではありませんので、ルーミスシジミの話など書いてみたいと思います。

沖縄から戻ると、程なく南紀のルーミスは豊作らしいという情報がもたらされました。その上、開翅個体も多く見られたとなれば、行くしかありません。いつ行くの?天気が良くて休める日であって、決して今ではありません。以前から10月の連休には泊まりで行きたいと考えていましたので、まあ、ちょっと早めに様子を見に行っただけのことです。

満を持して(単にこの日まで休めなかっただけ)、10月3日(木)に一人で遠路片道300km近い距離を走りました。だいぶ道路が整備されてきましたので、片道5時間はかからないですね。房総半島へ行くよりかなり近い感じがします。

このように、左前翅先端が欠けた個体が降りてきました。雌雄どちらでしょうね。
D600+300mmf4.0、古座川町、2013.10.03

結局この日は、ルーミスの数は見るものの、撮影チャンスは少なく、前翅が欠けた上記の個体くらいしか、射程距離には入りませんでした。

 

 

ルーミスシジミを見るために再度出かけました

さて、10月は体育の日を含む三連休があります。翔さんと一緒に四日市3時半集合で13日、14日と泊まりで出かけました。現地では福井のSAさんも現れるはずです(14日は仕事とのこと)。13日は天気予報どおり朝方冷え込み朝から快晴でグングン気温も上昇します。

シダに降りてきていますので、目線より下なんですが、開翅角度やアングルがダメですね。
D600+300mmf4.0、古座川町、2013.10.13

もうちょっと何とかならんのかい、というような構図ですが、翅の痛みに目をつぶれば、アングルしだいでは及第点?(目指すところが差低すぎる)
D600+300mmf4.0、古座川町、2013.10.13

眼にピンが来てればよいというものではありません。前翅の左右同じ位置に同じような欠けがあるので、翅を閉じていたときの傷と思われます。
D600+300mmf4.0、古座川町、2013.10.13

 

正午から別の谷へ入ってみました。恐る恐るつり橋を渡っていると、先頭を歩いていたSAさんからヒサマツとの声、ボロではありましたが、前翅のオレンジ+ブルーは鮮やかでございました。こんなものを見てしまうと、きれいなヤツを撮りたくなりますね。

ヒサマツミドリシジミ♀が吸水のため降りてきて、開翅をしてくれました

D600+300mmf4.0、古座川町、2013.10.13

こんな感じで、13日(一日目)が終了いたしました。次は和歌山第2弾の報告となる予定です。