和歌山県のシルビアシジミ

10月14日(2日目)は、別のポイントへ行くことにして、朝食をちょっと早めにお願いしました。7時半前には出発して、ポイント到着は9時少し前ですが、すでに樹上をチラチラ飛ぶルーミスシジミがいます。この日も晴れの予報だったんですが、10時頃から雲が広がり、太陽はほとんど見られなくなりました。ルーミスが降りてくるようなら粘るつもりもあったのですが、曇ってしまってはどうにもなりません。予定どおり11時に切り上げて、いるかどうかわからないシルビアシジミを探すこととなりました。この件について詳細なことは書けませんが、京都のNさん(Fさん)が某ブログで和歌山県を探索し、採集されていることを発表しています。

さて、現地到着正午過ぎ、ここから翔さんとの二人の探索が始まります。ヤマトシジミやウラナミシジミが飛び交う場所で、もっと小さなシルビアの探索は楽なものではありません。いると信じなければ見つけることは出来ないでしょうね。ミヤコグサはそこそこあるんですが、「本当にいるのかなあ」と思っていたところ、ミヤコグサにまとわりつくような小さなシジミがいます。(老眼のため)とまったところを撮影し、拡大して確認します。慎重にシャッターを切ることができ、続いて雄の姿も捉えることができました。しかしながら、結局二人して確認できたのは、この2頭のみでした。

 

シルビアシジミ♀の裏面、D600+200mmマイクロ、和歌山県、2013.10.14

 

あまり遠くへ飛ばずにしばらくミヤコグサの周辺を飛んでくれ、翅を開いてくれました。

♀(上と同じ個体)の開翅、D600+200mmマイクロ、和歌山県、2013.10.14

 

一瞬、シルビアの♀を見失い、辺りを見回すとシルビアシジミ♂がキツネノゴマで吸密しています。残念なのは、この個体から目を離してしまい、この後2時間近く探索しましたが二度とシルビアを見つけることができませんでした。

D600+200mmマイクロ、和歌山県、2013.10.14

 

まあ、こんな具合に撮影できましたので、この2日間で800km以上の撮影行も何とか報われました。紀伊半島半周を運転いただきました翔さん、お疲れ様でございました。おまえはその間何をやっとたかって?、お話相手と居眠りでございます。

次回は、もう少し沖縄の話を続けますね。