9月末に沖縄で撮影した蝶の紹介も今回が最後とします。最後は普通種でありながら、沖縄らしい蝶であるツマベニチョウとしましょう。
本種を最初に見たのは、屋久島へ行ったときです。何の花か忘れましたが吸密に来ていたと思ったら、あっという間に飛び去りました。その後、沖縄(本部町)でツマベニチョウを見たときは、遠くで飛び続けるばかりで吸蜜場所も遠かったりして、なかなかうまく撮影できませんでしたが、アフリカホウセンカやハイビスカスでは比較的吸蜜時間が長く数秒あるので、何とかシャッターを切ることができたという記憶があります。今回もこの蝶は、数十メートルを一気に飛びぬけるため、吸蜜ポイント以外での撮影はほとんど無理という感じでした。Mさんに教えていただいたポイントでは、ベニツツバナが咲いており、シロオビアゲハ、ナガサキアゲハ、モンキアゲハなどに混じってツマベニチョウが飛んできます。
ベニツツバナで吸蜜しているツマベニチョウ♂を追い払おうとする別の♂
D600+200mmマイクロ、名護市、2013.09.20
ツツベニバナで吸蜜するツマベニチョウ♂
D600+200mmマイクロ、名護市、2013.09.20
ベニツツバナで吸蜜するツマベニチョウ♂(上と同一個体)、
D600+200mmマイクロ、名護市、2013.09.20
あまり変わり映えのしない写真ですが、きれいな蝶と思います。ただし、この蝶を含めて、蝶園で飼われているチョウたちは、撮影者には余り人気がないようです。別に蝶に責任があるわけでないんですけれどねえ。