アサマシジミは信州を中心に分布しています。食草や地理的変異などの違いから、雄は青く輝く個体から暗いものまでいろいろあって、人気の高い蝶です。
石川県はこの蝶の西限にあたり、他の生息場所からも少し離れています。和名はアサマシジミですが、生息場所からハクサンシジミとも呼ばれています。
食草は崖に生えているナンテンハギで、ナンテンハギを食べるアサマシジミは他に北海道(イシダシジミ)、長野県などが知られています。
現地到着は7時半頃で、これ以上早くポイントに到着することは難しいでしょうね。
(先日記載したミョウコウシジミは、エビラフジ喰いの間違いでした。)
ナンテンハギの上で開翅するアサマシジミ♂
E-PL5+ZD9-18mm(改造アダプター)、2013.06.23、白山市
この日は、採集者が2名おられたので、待ってはくれましたがゆっくりとした撮影というわけにはいかないので、結構あわただしい撮影となりました。撮影時間も正味1時間くらいで、出来るだけ、離れて撮影するようにしていましたが、時間の経過とともに個体数は減っていき、9時を過ぎるとほとんど見かけることがなくなってしまいました。
10時近くになるとさらに2名の採集者が現れ、結局10時頃まで付近をウロウロしましたが、その後は撮影できませんでした。
比較的明るく新鮮なアサマシジミ♂(上と同一個体)
D600+200mmマイクロ、2013.06.23、白山市
青鱗の発達が悪く、暗い感じのアサマシジミ♂
D600+200mmマイクロ、2013.06.23、白山市
ナンテンハギの花の上に停まって開翅するアサマシジミ♂
D600+200mmマイクロ、2013.06.23、白山市
釣り竿にとまり、口吻を出して何かを吸っているアサマシジミ♂裏面
D600+200mmマイクロ、2013.06.23、白山市
ナンテンハギの上にとまるアサマシジミ♀
D600+200mmマイクロ、2013.06.23、白山市
この日は、ゆっくり撮影することは出来ませんでした。採集される方も一生懸命なのでやむを得ませんが、目の前で採集されてしまうのは残念です。