6日の木曜日は、曇でしょ・・・ならば、ミドリシジミ

昨年、ミドリシジミを撮りに行ったとき、いつものように一生懸命ハンノキを叩いていたんですが、開翅せずに飛び立つ個体がほとんどでした。しかし、しばらくすると今にも雨が降りそうな曇り空の下、雄も雌も低いところに降りてきて翅を開くではありませんか。「なあーんだ、ただ待っていれば撮影できるじゃん」と思いましたが、時間切れで、途中で切り上げて仕事に向かいました。

そこで、今年は曇り空を狙い撮影に出かけようと、虎視眈々(ちょっと大げさ)と狙っておりました。

ところがであります。Sさんから「愛知のクロミドリシジミの発生は、どうなってるの?」、というメールがあり、そりゃ、もう出てるでしょうとは言ってみたものの、小心者の私としては、「やはり確認するかなあ」ということになってしまいました。

かくて、ミドリさんからクロミさんへの変更となりました。

珍しく広角写真から1枚ですが、場所が特定できそうなら削除します。

クロミドリシジミ♂、2013.06.06、豊田市 E-PL5+ZD9-18(改造アダプター)

裏面をストロボなしで撮影してみましたが、よく解像していますね。

クロミドリシジミ♂、2013.06.06、豊田市 E-PL5+MZD60mmマクロ

6時15分くらいに豊田市のポイントに到着です。竿を取り出して、ほんとうに一叩きめでクロミドリシジミが降りてきました。あ然というよりは、ラッキーという感じで、15分ほど叩くと8頭ほどが降りてきて5頭確保(マーキング)出来ました。あとは開翅を待つだけです。内訳は4♂1♀です。

7時少し前から開翅が始まりました。8時半にはすべて開翅後飛び去りました。もう一度叩くと4頭ほど飛び出して2頭が降りてきました。この2♂も開翅しました。

D600+200mmマイクロ(ストロボ発光あり)♂

ナス科の帰化植物、何でしたっけ?もう少しましな植物上だと良いんですがねえ。

D600+200mmマイクロ(ストロボ発光あり)♂

上と同一個体♂ (たぶん)、クズの上の方がましですね。

D600+200mmマイクロ(ストロボ発光あり)

上記の写真は、説明するまでもなくストロボ発光の強弱ですが、露出の調整に関係なく、この蝶の場合はずいぶんと雰囲気が違ってきますね。

 

少し擦れていますね、これくらいは許容範囲と思いますがどうでしょう。もっとも、この背景ではいかんともしがたいですね。

D600+200mmマイクロ(ストロボ発光なし)♂

 

あんまりこのような写真は撮らないようにしていますが、雰囲気はいいかも。

D600+200mmマイクロ(ストロボ発光あり)♂

 

本日撮影した唯一の♀、開翅したんですが、撮影する前に飛ばれました(涙)

D600+200mmマイクロ(ストロボ発光あり)♀

本日は、ちょっとサービス過剰かもと思いながら、画像を貼り付けています。次に、偶然ですが角度の違いによってかなり違った写真になったので、貼っておきます。ストロボは使用しておらず、太陽光は翅とほぼ並行になる角度で射していました。

ゼフの叩き出しは、2~3人いた方が楽ですね。3人で見ていればまず見落としませんからね。

9時前には終了したので、長久手までミドリシジミを見に行きました。茶園のある場所でウラナミアカシジミやアカシジミもよく見られるので寄ってみましたが、茶の収穫作業をしていましたので、ハンノキのある場所へ移動して少し叩いてみましたが、2頭ほど飛び出してきて上の方へ消えていきました。

見かけた他の蝶は、ウラゴマダラシジミ♀のボロ、アサマイチモンジ♂ボロ、ダイミョウセセリ♂ボロと一気に夏へと向かっています。

今週末は、西の方へ向かう計画を立てています。