5月26日(日)は、飛翔写真の練習?

うーん、どこへ行こうか?妻に一緒に出かけるかどうか確認?ちっとも起きないので、置いていくことにしました。もし、一緒に行くことになったら、愛知県内で撮影しようとシミュレーションしていましたが、行かないなら、信州へ向かうこととします。

大町市のクモツキ、沢の奥の方まで行ってみたいし、帰りにオオルリも見られるし、でも、帰宅時間が遅くなることが確実なので、やめて、南アルプスのクモツキ♀を見に行くかということにしました。今年のクモツキ、2打数2安打なのに、空振りかもしれない場所へ再度行こうというのがどうしようもない馬鹿げた行動であることはよく分かっています。でありますが、強行です。

クモツキは、全く見られないことも想定されますので、保険をかけておく必要があります。バシロ、ミヤマシジミ、クロツなどを念頭に置き、飛翔写真のみ狙うこととしました。

結果、3度目のクモツキは、ファールフライというところです。豊橋から来られていたMさんと半日お話をしながら、貴重な情報もいただき、今シーズンのプランニングに役立ちました。正午過ぎに崖から降りてきたようで、そのまま200mくらい追いかけて、谷へ消えていきました。シャッターを切ったもののまともな写真はなく、結果ファールフライでアウトです。とはいえ、先週末来られた方々は、影すら見ることが出来なかったようなので、良しとしましょう。

 

前置きが長くなりました。以下にE-PL5とZD17mmf1.8で撮影した写真を掲載します。撮影時間はバシロ15分、ミヤマシジミ40分というところです。シャッター数は1000ショットを超えています。連写枚数を増やすためにRAWのみで撮影ですが、いらない写真をカメラで消す作業時間は、2時間をはるかに越えました。飛翔写真って大変なのです。

山裾の蕨畑を飛ぶウスバシロチョウ♂大鹿村、2013.05.26、E-PL5+MZD17mmf1.8

バックに雄大な中央アルプスなどが広がれば、違った絵になるんですが、まあ、本来の目的ではなく、車を止めてサッと撮影しただけなので、こんなものでしょう。

 

撮影時間はきわめて短く、数メートルの範囲に入ってくるバシロを撮影しただけなので、構図も何もあったものではありませんが、意外とフレームには入るなあという感じです。比較的ゆっくりとした飛び方で、高さもちょうど良いので飛翔写真の練習にはもってこいの蝶ですね。来年以降、地元でも環境を取り込んだ撮影に取り組んで生きたいと思っています。

コマツナギが生えている河川敷を飛ぶミヤマシジミ♂です。

宮田村、2013.05.26、E-PL5+MZD17mmf1.8 (トリミング)

距離は最短の25cmに設定して、押さえ込むように撮影しました。意外とピントは良く来ました。もう少し撮影倍率が大きいレンズがあれば、トリミングしなくてもいいんですがねえ。

上と同じ個体です。設定もほぼ同じです。

ミヤマシジミ♀も載せておきます。短時間でしたが、ちょっとだけコツを掴みかけています。ひたすら練習しかないですね。

オリンパスのMFT用17mmf1.8は、写りはかなりよいと思いますし、高級感もあります。 良い点をいくつか述べます。

最初に距離目盛があり、置きピン撮影に向いています。次に、最短撮影距離が25cmと比較的短いことです。これは、ある程度大きく撮影したい蝶の飛翔では、重要です。シジミチョウクラスですと、もう少し撮影倍率が大きいと良いんですがね。三つ目にレンズの距離目盛の部分を引き出すとマニュアルフォーカスになります。オートフォーカスから距離目盛りを見ながら引き出すとすぐにマニュアルフォーカスで撮影できます。四番目は比較的レンズが小さくて明るいことです。

ボディ側のE-PL5について、比較的小さくて軽く、メカニカルシャッターで秒8コマ撮れます。ダメなところは3点ほどあります。一つ目はバッファが少なく、連写枚数が少ないことです。二つ目はMモードにすると、isoオートが効かないことです。設定をもう少しいじってみなければはっきり言えませんが、Sモードで撮影しています。三番目がダイヤルにマイセッティングを登録できないことですが、このクラスのカメラに求める内容ではないですね。ストロボ併用も含め、まだまだ課題は山積です。

 あと、飛翔とは関係ありませんが、広角レンズやマクロレンズを使用するときのタッチパネルシャッター、チルト液晶とあわせてこれも便利ですね。