いよいよ、蝶のシーズンが始まりました

浜松市天竜区は、ギフチョウが一番早く見られる場所として知られています。例年、何月何日が初見であったとか話題になるんですが、先週は与那国島におりましたので、「一番乗りで見てやろう」なんて大それた事を考えることもなく、ゆっくりとしたスタートとなりました。

東京での桜(ソメイヨシノ)の開花は、観測史上最も早かったようで、ギフチョウも、さぞ早いのかと思いましたが、そうでもなさそうです。本日(3月23日)、私が確認できたギフチョウは、4頭でした。かなりスレた個体が1頭、尾状突起に切れ込みがある個体が1頭で、右後翅にちょっと欠けがある個体が1頭、新鮮な個体が1頭で、すべて雄でした。現地でお遇いした方の話では、3月16日くらいから飛んでいたようです。

さて、静岡西部のギフチョウ産地は、愛知県東部の新城市と極めて近く、かつては岡崎あたりまで連続してつながっていた可能性もあるわけですが、だからといって、静岡産ギフチョウの撮影でよいわけでなく、いずれ新城市で撮影をしたいと思っています。

 

ギフチョウ♂浜松市天竜区2013.03.23 D600+70-200F4VR F5.6 1/640秒 iso100

今年最初に撮影したギフチョウが、こんなボロでした。こいつ、いつ頃羽化したんでしょうね。かなり色あせてますしね。

 

ギフチョウ♂浜松市天竜区2013.03.23 D600+200マイクロ F5.6 1/400秒 iso100

右の尾状突起が破れていますね。その点を除けば十分に綺麗な個体と思いますが、全体的にスッキリとした感じですね。

 

ギフチョウ♂浜松市天竜区2013.03.23 D600+200マイクロ F5.6 1/400秒 iso100

鮮度は問題ないんですが、草が邪魔なんですね。羽化直後と思われ、翅がフニャフニャでした。その割に落ち着きのない個体でした。

ギフチョウ♂浜松市天竜区2013.03.23 D600+200マイクロ F5.6 1/400秒 iso100

上記と同じ個体で、この角度だと青い鱗粉や赤が鮮やかですよね。「何でこんな写真しか撮れなかった」という声が聞こえそうですね。

 

ギフチョウ♂浜松市天竜区2013.03.23 D600+200マイクロ F5.6 1/400秒 iso100

右の後翅のオレンジのところ、欠けてるんでしょうか。

 

 

飛翔写真も撮ったんですが、ちょっと出せないかなあというレベルです。上にアップした写真もあちこち不満ばかりですが、数が少ないときは、結構敏感ですね。まあ、初日ということで、大目に見てください。

明日はちょっと仕事の片付けでもしましょうか(やっぱり、与那国行きが無理だったか)。